【20卒】スターフライヤーの夏インターン体験記（文系/総合職）No.5685（2019/4/12公開）

この会社がいかにオリジナリティを大切にしているのかがよく分かった。LCCでなければ、大手の航空会社でもない、独自の価格設定やサービス提供、路線の開拓など航空業界の大変さを知ることが出来た。総合職では会社運営のために様々なタスクを受け持っており、それらを会社見学で見ることができ、航空会社の総合職について理解を深めることが出来た。

まずはこの会社について知ること。ただ存在を知るということだはなく、業界での位置づけ、提供するサービスや就航する路線、可能であれば実際に乗ってみて、機内の雰囲気やサービスを味わっておくとこの会社が目指しているものやどこに重点を置いているのかがわかるため、インターンでの理解度が変わってくると思う。

スターフライヤーが本社を置く、北九州空港は２４時間営業であるため、自ずとスターフライヤーもほぼ２４時間稼働し、総合職はシフト制勤務になっている。部署によってはかなりタフな仕事であると感じ、その勤務体制で自分が働いているイメージはできなかった。

まず募集人数が５～１０名程度とかなり少なく、その中に自分が食い込める自信はなかった。よほど航空業界へのこだわり、スターフライヤーへの強い志望がなければ取ってもらえないと感じた。またグランドスタッフやCAは専門学校からの入社も多く、即戦力が求められるような印象もあった。

志望が下がった理由は、働いている人たちの雰囲気や学生に対する接し方にある。何社かインターンシップを受けた中で、人事の方々の印象でその会社の印象が変わったり、社内の雰囲気を少し感じ取ったりすることは多くあるが、スターフライヤーでは少しクールすぎる雰囲気を感じた。

夏季インターンシップに参加したからといって、冬季にも参加できるわけでもなく、別の説明会が開かれるわけでもなかったので、本選考に有利かどうかはわからない。ただ一般の選考にも参加するつもりの人にとっては、会社について、社長の想いについて触れることが出来る良い機会なので参加すべきだと思う。

インターンシップの最後に「長期インターンシップがあれば参加したいですか」という質問があったが、特にそういった連絡や案内がその後なかったのでフォローがあったかどうかはわからない。目をつけてもらえた学生にはあったかもしれないが、そうでなければ３月解禁まで特に動きはなかった。

航空業界や旅行業界、貿易等の流通産業に興味を持っていた。専攻している英語を活かせる業界や、文系学生の需要が高い業界に目を向けていた。幼いころから、空港や飛行機に携わる仕事に憧れを抱いていたこともあり、それらの業界であれば職種はあまり問わずにインターンシップに参加していた。また、インバウンドの増加や五輪・万博の日本開催が決まり、成長が見込まれる旅行業界にも興味関心を持っていた。

実際に航空業界の裏側を見てみると、かなり重労働であると感じた。表も裏も華やかに見えて、実は大変なことばかり、地味なタスクも多く、理想だけで仕事は選ぶものではないと改めて感じた。競争も激しく、常に利用者数や顧客満足度といった数字を求められる仕事であるので、多くのプレッシャーの中で働いているのだと感じた。