【挑戦と成長の融合】【21卒】シティグループ証券の投資銀行部門の本選考体験記 No.10598（東京大学/女性）（2020/7/22公開）

シティを志望する理由を教えてください。

就活サイトを見て、過去の体験記でほかの人がどのようなことを書いているのか確認しました。自分の強みも入れられるように工夫しました。

SPIの問題集を解いたり、ほかの会社で練習を重ねました。

言語、非言語

比較的笑顔ではきはき答えるようにしました。面接官があまりこちらを見てくれなかったので、あまり評価されてないと思いました。

面接官は笑顔で、「厳しい労働環境の中で明るいコミュニケーション能力がある人がほしい」と言い、そこから会話のような面接でした。

趣味や特技は何ですか？

最近の趣味はジグソーパズルです。
横幅75センチほどあるもので1000ピースからできているものを作ります。まずはパズルのもとの絵をよく見て頭に入れます。次に、色味や柄から細かいピースをパズルの中の部位によって分類し、それぞれの部位を組み立てます。始めは同じ色のピースばかりでつなげ方やピースの向きが分かりません。しかし、分類した後にピースを細かく見ていると微妙なグラデーションや柄の違いからピースの配置と向きが分かるようになります。このように、全体像を見ていた時には気づかなかったそれぞれのピースの細かな違いが見えてくるため、マクロとミクロの両方の視点が必要です。細かく見ると新たな発見があることがおもしろく、完成した時には大きな達成感があります。

あなたはこの会社でどのように活躍できますか

私が御社に貢献できる点を２つあげます。第一に、金融のゼミに所属し、金融に関する基礎知識を学んで来ました。学んだことを実践したいと思います。第二に、多様な人と協働する力を持っています。私はグループでファシリテーターの役割を果たすことが多く、新たな観点を提示したり、異なる意見をまとめたり、整理する役割を担ってきました。豊富なグループワークの経験から、それぞれのメンバーにはどのように語り掛けるのが適切か、他の考え方はないか、などと考えてきました。また、自分と異なる価値観や考え方を知るために、多様な人々と積極的に交流してきたため、それらを理解し、受け入れることができます。グローバルな貴社でもこのスキルをいかしたいと思います。

どうしても投資銀行部門じゃないといけないのかや、学校で学んでいる学問分野について説得力を持たせることができなかったです。

面接官によって雰囲気は違ったが、あまり笑顔でやわらかい雰囲気ではなかったです。投資銀行部門のトップの方々でした。

ゼミで学んでる内容について

私はゼミで産業組織論について学んでいます。産業組織論は産業や企業がどのような役割を果たし、それらの構造や行動がどのように経済厚生へ影響するのかを知ることを目的とします。また、ゼミの特徴としてミクロ経済の理論だけでなく、実証を大切にしています。現実では起きていることの原因を知るために、原因についての仮設を立て、それがあっているかを統計データを用いて検証する実証分析を行っています。
扱ったテーマの一つが、通勤ラッシュ時に指定席を導入することによる通勤者全体の効用の変化です。指定席導入により一般車両は混雑し効用は下がる一方、指定席利用者の効用は上がるため、結果としてどちらの方が大きいのかを分析しました。電車の運搬力と乗車数から現在の効用を計算し、指定席車両を入れた場合の駅区間の乗車人数から混雑率を出し、混雑不効用関数を使い、どれくらいの混雑率でどれくらい効用が下がるのか調べました。

今まで困難を乗り越えた経験について

私は留学の最初の3ヶ月、授業のグループワークで大変苦労しました。各授業でグループ課題が課せられましたが、そのグループの議論に積極的に参加することができませんでした。他人の意見に納得し、ただ頷いているだけでした。バリューを発揮できない自分が非常に悔しかったです。その原因は２つあることが分かりました。まず、ネイティブテンポの早い英語の議論についていく英語力がありませんでした。次に、相手の意見を批判的に聞いていませんでした。これらを乗り越えるために、英語力に関しては議論の前に予習をしっかりし、自分の意見も考えておきました。さらに、批判的に聞くために、他人の意見と自分の意見を比べ、足りないと思った観点に関しては発言するようにしました。留学生活初期のまだ慣れない環境でこれらを変えるのに苦労しましたが、学期の終わりにはメンバーからコミットを褒められ、ピアレビューでは高い評価をもらいました。