【出版業界の未来を拓く】【21卒】トーハンの夏インターン体験記（文系/ビジネスコース）No.7552（早稲田大学/女性）（2019/10/11公開）

出版に何か関係のある業界も見て見たいと思い、その中で特に有名だったこの企業に目が止まり、夏のインターンを開催していると知って参加を決めた。「出版商社」が何をしているのか、業界に関する知識がそもそも少なかったのでインターンに参加することで学んでおきたいと思った。

出版社の取次会社とはどんな仕事を行なっていて、商社としてどのようなビジネスを行なっているのかを調べた。

データをもとにした仕入数配本数の決定、書店でのイベントの企画立案

1日目にやったこと

業界説明、企業説明、仕入れ・配本・営業など各部署の仕事説明の後、グループワークをチームを入れ替えて二回行い、各チームで軽く発表とそれに対するフィードバックがあった。最後に座談会があって質疑応答の時間があった。

人事、営業、販売部の社員の方々

なし

市場のニーズや動向の把握、立地、人口層、扱う書籍の種類、書店の傾向など分析すべき点や分析の仕方などを詳しく説明していただいた。自分がいくらこの企画なら成功するだろう、と思っていてもあくまで消費者ニーズとクライアントからの要望に応えなければいけないという前提をもとに、議論を進めていくときもそこに立ち返ってほしいというアドバイスをいただいたこと。

グループワークで仕入数や配本数の決定などのワークに取り組んだが、事前情報やデータなどが割と少ない中であったこともあり、書店でアルバイト経験のある人たちでどんどん話が進んでいて、経験のない人たちからするとなぜその結論になるのかイマイチ分からなくなってしまう時があったのが大変だった。ただ、その分しっかりと解説はしてもらえたのは良かった。

出版としての面と商社としての面を持つ業界なので、”利益を上げる”ことに特に重視しているため、ビジネスの視点を持って書籍を取り扱うというのは出版社だけを見ていたらなかなか意識しにくいところを学ぶことができたのは大きかったと思う。説明を聞いて実際にデータをもとにワークを行うことでより業界の理解が深まった。

出版と商社の両方の業界知識が必要だと感じたので、書店の仕組みや取次会社の役割など幅広く知識を持っておくのは大事だと思った。

各部署の社員の方々のお話が、福利厚生や転勤などリアルな現状についてだったり、年間のおおまかな仕事の流れだったり、本選考の面接の様子なども詳しく話してくださったので、だいぶこの会社で働くことに対するイメージはできたしこの会社で働きたいと思わせてくれた。

やはりこの業界のトップで、倍率も高くなるだろうし元から商社志望の人は本選考でもこういった会社のグループワークやディスカッションに強いだろうし、書店員のアルバイト経験がある人はすでに知識があるのでそういった面で他の学生に劣る点がかなりあると感じたから。

社員の方々が座談会でかなり深くまでしっかり質問に答えてくださったことでホームページには載っていないような生の意見を聞くことができたし、実際のワークを通して出版×商社という業界の業務内容を理解することができたのは大きな要因になっていると思う。

夏のインターンに参加できた人しか冬のインターンには参加できないというのと、冬インターンの内容についても詳しい説明をしてもらえたし、冬のインターーンに参加できれば本選考のESは出せば通る、というようなニュアンスのお話をされていたから。

自分のアイディアを形にしたり、自らの言葉の力で誰かを笑顔にしたり誰かの生活をほんの少しでも豊かにしたいと思い、出版・広告を中心に、出版の取次や印刷業界などを考えている。ITやAIが台頭している今、厳しい状況であるが、常に新しい事業に取り組み、変化に柔軟に対応できる安定と将来性のある企業に就きたいと考えている。

出版社と書店の間に立つ取次の会社というものがどんなことをしていてどんな雰囲気の会社なのかというのが一日でかなり良く理解できたので、今後はこも業界の他の会社も煮て見たいと考えるようになるきっかけとなった。この業界の中ではトップクラスに規模の大きい会社ではあるが社員の方々の雰囲気もよく、この会社なら自分も成長できるいい環境になるのではないかなと感じた。