【書店提案の新展開】【22卒】トーハンの冬インターン体験記（文系/インターンシップ入門編）No.15127（早稲田大学/男性）（2021/5/28公開）

元々、出版業界に興味を持っていた。それまでは出版社にしか興味を抱いていなかったが、取次という存在を知り興味が湧いた。実際の業務内容については一切理解することができていなかったため、インターンシップへの応募を決めた。

就活会議やそのほかの就活支援サービスを用いて、本インターンシップはESのみで合否が決定されるという情報を得ていた。そこで、それぞれ先輩などに依頼して基本的な対策を重ねていた。

面接やGD等の選考がなかったため、基本的な準備ができていれば通過すると思う。

取引先の書店チェーンの、新店舗売り場提案ワーク

簡単な会社説明の後、ワークが行われる。発表して、解散。

取次の、書店に対する関わり方

取引先チェーン店の、新店舗の売り場を提案せよ

1日目にやったこと

まず最初に、人事の方から出版業界について、そして取次について、トーハンについての説明が行われる。その後、ブレイクアウトルームに分かれてワークが行われr。最後に発表、フィードバックが行われ、解散となった。

人事の方

なし

グループワーク開始前の説明と、ワーク後のフィードバックにおいて関わりがあった。印象的なフィードバックとして、「取次は事業の幅が広いからこそ、シナジーを意識して書店への提案を行う必要がある」というものがある。

メンバー全体を同じ方向に向かせて、ワークを進めていくということが非常に難しかった。書店について詳しい人が多く、それぞれの理想の書店がある中で、与えられている情報などをもとにどのようにまとめるかが難しかった。データを示して、何とか方向性を定め、まとめていくことができたが、非常に苦労した。

ワークにおいて関わりがあった。書店について詳しい人が多く、必要な能力を学んだ。

取次が出版業界においてどのような役割を担っているのかということを学ぶことができ、非常に勉強になった。「出版社と書店を繋ぐ」という漠然とした役割しか理解することができていなかったが、事業の幅広さとデータを活かして、出版業界全体に影響を与えるという仕事には魅力を感じた。

出版業界の現状や課題を勉強しておけば、ワークでも活かすことができたと思う。また、お気に入りの書店などがあると良いと思った。

ワークがかなり実践的であったため。社員の方に与えて頂いたデータは、来店する客層データに関するもので、購入金額、性別、年齢、購入した本のジャンルなど、非常に細かいものであった。これを用いて書店のマーケティングを行うという、実際の業務を体感することができた。

参加者の、出版業界に対する思いが非常に強いと感じたため。私の班では、メンバー6名のうち全員が、お気に入りの本だけではなく、自分のお気に入りの書店があるという話をしていた。出版社と比較すると難易度は下がるかもしれないが、並大抵の思いでは内定は難しいと感じた。

事業・業務の点で私のやりたいこととは違ったため。事業では、トーハンは出版業界から離れた福祉などの事業に展開していくというビジョンを話しており、やりたいこととは異なっていた。また、私は出版物の編集に興味があったが、取次としての仕事は、そのようなクリエイティブな面には携わらないと感じた。

早期選考に応募することができるため。取次は、採用数がかなり少ない。一方で、インターンシップ応用編にまで参加できる学生は限られているように感じた。そのため、早期選考はかなり有利であると感じた。

インターンシップ参加前は、単純に「好き」という理由で出版業界に興味を持っており、中でも編集がやりたいと思っていた。出版社は採用数の少なさからみて,かなり狭き門であるため、幅を広げたいという思いから取次のインターンシップに参加したが、自分には合わないと感じ、志望企業・志望業界には変化が生まれなかった。

企業・業務に対しては、ただ単に「本の商社」としての役割だけではなく、出版業界の全体にアプローチする、更には出版業界とは関係のない事業をも手掛けているという点で、その幅広さを知りイメージが変わった。ただ、やはり出版物を「創る」というクリエイティブな仕事に携わることはできず、私のやりたいこととは異なっていると感じたため、志望度は下がった。