【記憶に残す広告プラン】【21卒】スパイスボックスの夏インターン体験記（文系/ビジネスコース）No.7535（早稲田大学/女性）（2019/10/11公開）

博報堂グループということで少しでも博報堂本社の選考に何か役立つことがつかめるかもしれないと思い、参加を決めた。広告業界に興味があったので、”記憶に残す”プランニングを体験できるというプログラム内容にも魅力を感じた。

インターンに向けて最低限PR会社については調べた。ESは設問内容が、学生時代に達成したことと最も時間を費やした面白いと思うこと、というテーマだったので、ありきたりにならないように自分らしさを出して書くことを意識した。

カメラメーカー数社のいくつかの商品のターゲット層や売り上げなどが書かれた一覧のデータをもとに、富士フィルムが今後展開していくべきカメラの新商品についてターゲット層とその宣伝方法を考えるというもの。

1日目にやったこと

業界説明、企業説明、マーケティング基礎講座の後、プランニング体験グループワークをして各チームプレゼンを行い、代表取締役との質疑応答、フィードバックをいただき、インターン生が最も良いと思ったチームのプレゼンに投票を行った。
最後に１時間ほど交流会があった。

若手の社員の方3名と本選考で面接を主に担当されている代表取締役の方。

なし

どんなにいいイベントを企画しても、訪れた人の満足度が高くてもそれが売り上げアップには繋がらない、本当に顧客が求めるニーズを理解して当てはめた商品でないと結局「買いたい」という欲には繋がらないのだということをおっしゃていたのが印象に残っている。企画内容の良さをつい意識してグループで考えてしまっていたが肝心のポイントを見失わないようにする必要があるというのを改めて考えさせられた。

グループワークの時間が結構限られていた中でターゲット層を絞り込み、コンセプトを決め、企画内容と広報の方法までしっかり決めて模造紙にまとめなければいけないというのが一番大変だった。しかもスパイスボックスならではのやり方に沿って行うものだったため、初めてやるやり方で難しさもあったのが大変だった。

SNSなどからターゲットとなる消費者のデータを集め、傾向を細かく分析し、それをもとにイベントやプロモーション方法などを立案していくという、スパイスボックスならではのデータ分析方法を、グループワークの実践の場を通して学ぶことができたのは非常に良かったと思う。

スパイスボックスの過去の提案事例やどの分野の事例を扱ってきたのかというのも把握していくと良かったかなと思った。

スパイスボックス自体は博報堂のグループ会社ということでそんなに規模の大きくない企業ではあるが、だからこそ若手のうちから活躍できそう、自分が成長できる場になりそうだと感じた。また、懇親会やグループワークのメンターの方など社員の方と近い距離で話をすることができ、そこで様々なことを聞いてみたので自分の働いているイメージは割とつかめたように感じた。

スパイスボックス独自のマーケティング手法を体感できたことは良かったが、インターン参加で何か本選考への特典が得られたわけではないし、博報堂のグループ会社ということで参加してみたという人もいてやはり広告会社である以上、人気は高いのだろうなと感じたから。

広告会社ということはなんとなくわかっていたが、例えば親会社である博報堂などとはクライアント先も違っているし独自の手法も活用しているといったことがわかり、非常に魅力的に感じられたから。また、社員の方々の雰囲気は割と和気あいあいとしていて個性豊かでおっとりしている人が多いという印象だったので、そういったところも自分に合いそうだと感じた。

本選考に有利になるパスなどは特になさそうだったし、インターン参加者のみが招待されるようなイベントの告知のようなものも特になく、懇親会でも直接インターン生に声がかかるようなことはなかったから。

自らのアイディアを形にしたり、チームでクライアントや自社の課題解決に向けて取り組んだりすることで、誰かの生活をほんの少しでも豊かにできるような企業を理想としている。
今の所は出版・広告を中心に印刷や出版の取次などを考えていた。紙媒体を扱う業界である以上、厳しい状況は避けては通れないと思うので、今後新たな事業を展開していけるような革新性のある企業で、規模は大きめで安定した将来性のある企業につきたいと考えている。

大規模の企業でなくても、むしろどんどん新しい事業に取り組んでいるし柔軟性と革新性に富んでいるので規模の大きさを判断軸にする必要はないのだなと考え直すきっかけになった。
また、大手企業の関連子会社というものがどういう仕組みでどのような事業形態なのかも学ぶことができたのはいい機会だったのではないかなと感じた。