家庭教師として、不登校の中学生の成績を向上させたことです。課題を抱える人を助けたい想いから始めたアルバイトでしたが、当初は生徒の勉強意欲が低く、授業を進めること自体が困難でした。そこで、より生徒に柔軟に適応した授業を創る必要性を感じ、2つの取り組みに力を入れました。1つ目に、生徒との信頼関係を築きました。生徒が意見を発信しやすくなり、ニーズに合った授業を作れると考えたためです。当初相手が心を閉ざしていたなか、生徒の趣味に詳しくなり、生徒が楽しめる雑談を増やす、普段の授業から褒め方を工夫することを意識しました。2つ目に、生徒に成功体験を与えることです。意欲の低い原因が、勉強して成績が上がった経験が無いことにあると分析し、毎回簡単な小テストを繰り返すことを実践しました。回数を重ねて満点に近づくことで、生徒に勉強の自信と習慣がつくと考えたためです。その結果、生徒の勉強に対する姿勢が前向きになり、当初30点台だった試験の成績が学年平均点の60点台まで向上するようになりました。この経験から、相手の立場に立ち、寄り添いながら自身が貢献できることを考えることで、相手の課題解決に繋がること、生徒や保護者と信頼を築き、ともに課題を解決していく中で、自分にしかできない仕事を一身に任せて頂けるやりがいを学びました。
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