【21卒】十全化学の品質管理職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.8963（日本工業大学大学院/男性）（2020/7/9公開）

特に指定はなし

学校指定の履歴書[志望動機、自身の長所、学生時代に力を入れたこと、研究内容(修士卒んため)]を記入しました。

会社の志望度を気にしている様子で、会社の志望度を聞かれたが、敢えて正直に「第２志望群です」と答えたことで、正直者で誠実な人柄と評価していただいたと思う。

面接官はインターンシップの時にお世話になった方で顔見知りであったので、お互いの自己紹介から世間話に始まり、穏やかな雰囲気であった。

自身の修士研究で最も苦労しているところは？

私は、既存の抗生物質と天然物由来の物質を併用させての薬剤耐性菌の抑制に関する研究を行っています。私の修士研究で最も苦労している点は、結果が安定して出ないことが多いことです。私の研究における試験対象は、細菌やカビなどの、微生物であり生き物です。そのため、同じ条件で実験を行い試験回数を重ね、結果の信頼性向上に努めていますが、試験結果にバラツキが生じ、矛盾が生じてしまうことも少なくありません。そのような壁にぶつかった際は、自分の実験操作を細分化し、１つ１つの工程を細かく見つめなおし、改善点を模索し、試行錯誤を繰り返しながら、改善を図りました。その結果、最近では、試験結果も安定するようになり、バラツキも少なくなってきました。

ずばり、あなたの選考が進んでいる企業の中で弊社の志望度は何番目ですか？

私は、いくつか選考を進めていく中で、会社に明確な志望順位をつけていません。貴社への志望順位は「第２志望群」です。私は大学院で化学を専攻しており、化学の知識・経験を活かし、福利厚生や人間関係、会社の雰囲気を含め、長く働き続けることが出来るか否かを就活の軸としています。そのため、貴社以外にも化学系企業・製薬系企業中心に今後、選考を進めていき、最終的に決定したいと考えておりますので、貴社から内定を頂けたとしても、確実に入社するとはお約束できません。しかし、貴社のインターンシップに参加させていただき、人事部の○○様がおっしゃっていた通り、貴社は福利厚生が充実し、社員の皆さまを大切になさっているすばらしい企業であると感じましたので、前向きに検討しています。

教科書通りの答えではなく、なぜそう考えたのかなど自分でしっかんと考えて行動しているか否か等を気にしている印象です。

１次面接ほど穏やかな雰囲気ではないが、あまり緊張しなくてよいと思う。質問の意図が理解できない際は聞き返すと、わかりやすく言い直してくれます。

あなたの修士研究で得た経験や知識は、弊社の品質管理職でどのように活かせると思うか？

私は、貴社のインターンシップに参加させて頂いた際、低濃度の薬剤の分析等も行うと伺いました。普段の修士研究で、0.1 µg/mLよりも薄い低濃度の薬剤の希釈系列を作製し、実験を進めています。その際は薬剤の力価等も考慮し、希釈操作もバラツキが出ないよう操作を工夫し実験を進めています。また、試験回数を増やし、検定等の統計的処理を行うことで、データのバラツキを検討し、信頼性の高いデータを得ることが出来るよう工夫もしております。また、医薬品は実際に人体に直接取り込まれるため、不純物や有害性のある成分を検証し、安全性や効能等が基準に満たされることが求められます。私は、周囲の方から誠実で責任感の高い人であると評されているため、責任感をもって分析業務に従事できると自負しています。

品質管理職を志望した理由は？

私は、貴社で品質管理職を希望します。医薬品は、人体に直接取り込むため、安全性が最も重要となります。品質管理職は原料の品質管理はもちろんのこと、最終製品の安全性・有効性のあらゆる検査等も行い、患者様のもとへ貴社製品を届けるか否かの最終判断を行う、いわば「最後の砦」であると考えます。そのため、責任が非常に大きく、大変な仕事であると同時に、なくてはならない、やりがいの大きな仕事であると考えます。製薬会社での品質管理職は、1製品あたりの試験内容等が多く、取り扱う製品数も多いことから、報告書の作成量も多く大変であると伺っています。しかし、私は、計画的に物事を行うことができる長所を活かして、品質管理試験の立案・実施、試験結果の報告書作成に至る全ての業務を計画的に行い、1つ1つの業務に対して期日を厳守し、「ヒトの生命に関わる仕事を行っている」という責任をもって最後まで取り組んでいきたいと思います。