当社の歴史は1590年、「南蛮吹き」と呼ばれる手法を用いた銅製錬の開業から始まりました。その後、1691年の別子銅山稼行以降、そのノウハウを生かし世界各国での鉱山開発を手掛けるとともに、時代の変革にあわせ最先端材料の開発・製造にも事業領域を拡げてきました。そして現在は「総合非鉄素材メーカー」としてさらなる成長を続けています。
当社の強みは、資源開発から製錬・加工まで一貫した技術を有することです。当社では、資源、製錬、材料の3つの事業を「コアビジネス」と位置付け、それぞれ独自の成長戦略を描いています。
資源事業では、日本国内最大の金鉱山(菱刈鉱山)の開発をはじめ、鉱山開発・操業のプロフェッショナルとして世界中で数多くの探鉱プロジェクトを推進しています。製錬事業では、インフラから電子材料まであらゆる分野で活躍する銅や、ステンレスや電池材料に加工されるニッケル、宝飾分野に加え、エレクトロニクスの素材としても使われる金等、多くの金属を供給しています。材料事業では、最先端の電子機器に使われる部品やハイブリッドカーのバッテリー材料等、世の中で使われる様々な製品に当社が作り出す高度な機能性材料が活用されています。
・当社の強み
私たちの仕事場は、「地球」です。
当社は世界各国での鉱山開発をはじめ、製錬事業においても海外で大規模な製錬所を運営しています。歴史とともに培ったノウハウを活かし、コーラルベイ・ニッケル社およびタガニートHPAL社(ともにフィリピン)では、「HPAL法」という製錬技術の実用化に世界で初めて成功しています。また、米国アラスカ州では金鉱山の操業を行っており、高い技術力を活かしてグローバルに資源開発を行っています。
「事業は人なり」の精神に基づく少数採用と人材育成
ビジネスの発展における最も重要な資源を人材と位置付け、経営状況に左右されない少数精鋭採用に加え、一人ひとりの力を最大限に発揮する教育プログラムを構築しています。特に、入社から3年間は社会人としての基礎固めの重要な期間として「新入社員3ヵ年育成計画」に基づく教育を行っています。また、グローバル人材育成のため、新入社員全員に約2ヵ月間の海外研修を課しています。
業務を通じたOJTでは、充実したサポート体制の中でやりがいのある課題に取り組んでいきます。
・当社の課題
「資源」「製錬」「材料」の三つのコアビジネスの推進
当社の資源・製錬・材料という3事業を連携させたビジネスモデルは、世界的にも他に類を見ないものであり、それが当社の大きな強みとして現れつつあります。
最近、高品位な材料の原料をいかに安定的に確保するかがお客様にとって重要なビジネス課題となっています。当社がエコカー向け・二次電池の材料として供給するニッケル材料もその一つです。エコカーの拡大とともに、その需要は急増しています。社会が必要とする製品を安定的に供給することは当社にとってなによりもの社会的責任であり、「ものづくり力」こそが当社の競争力の源泉と認識しています。
・向いている人
・ものづくりに興味がある方
・チームで仕事をすることが好きな方
・一つの物事に情熱を注げる方
・向いていない人
・協調性のない方
└チームでの仕事をするためには、仲間と良好な関係を築くことが求められます。
・責任感がない方
└私共の製品は日本の産業を支える重要な仕事です。
ものづくりへの使命感を持ち、取り組む姿勢が必要です。