【価格決定に悩むマーケター】【22卒】ニトリの夏インターン体験記（文系/INNOVATIVEコース）No.14951（東京大学/男性）（2021/5/21公開）

地元の北海道の企業であるということが正直一番の理由。また、配点教育制度という独自のジョブローテーションを取り入れており、１つの職種に縛られることなく自分でキャリアを開拓し、様々な経験を積めるのは純粋に興味を惹かれた。

ESとWEBテストのみの選考なので特段変わった対策はしていない。ESについてもガクチカ１つのみだったので、変なことを書かなければ問題ないだろう。

ESとWEBテストのみだったので、ESでガクチカを論理的に書き、WEBテストを７割ほど取れれば大丈夫なのではないか。

あるターゲット層に対してカーテンを販売するためのマーケティング全般（コンセプト決定、原材料及び価格決定、販売チャネルなど）

全体で集まってワーク内容を確認した後は6人１チームのグループにわかれ１時間30分ほどワークに励む。その後４チームほどがブレイクアウトルームに振り分けられ、そこで各々のチームが発表を行う。

マーケティング全般。コンセプトの決定から原材料の選定及び価格設定、店舗におけるレイアウトの工夫やプロモーション施策など。原材料調達から販売までを一貫して行っているニトリらしい垂直統合度の高いワーク内容だった。

ターゲットにカーテンを販売するための戦略立案

1日目にやったこと

ワークの後は４チームで発表を行い、人事部社員が順位付けを行う。その後は再び全体のルームに戻り、模範回答やニトリの商品開発部の働き方及びやりがいについてレクチャーがある。

人事部社員

なし

社員の方々はちょくちょくルームをのぞいてくださり、その度に我々がわからない部分をフォローして説明してくれた。また、ワーク終了後は個別フィードバックもあり、人を大事にする企業だと感じた。

商品開発ワークの中で、販売対象のカーテンの値段を決定するのが難しかった。お客様本位で価格を低めに設定するのか、あるいは企業の利益メインで価格を高めに設定するのかといった論点でチームの中でも意見が割れ悩んだ。ただ、そこはニトリの特徴も考え前者を採用すると評価は高かった。

私たちのチームは6人全てが適度に話し合うかなりバランスのとれたチームで、ワークについてもトントン拍子で進んだのでストレスはそれほどなかった。

ニトリのビジネスモデルについてはより深く学び感じ取れたと思う。製造物流IT小売業という垂直統合度のかなり高いモデルで、商品開発ワークの中でも原材料調達から店舗でのレイアウト作成までを満遍なく体験することができ、実際に働いているイメージが湧いた。

ニトリの理念やビジネスモデルについてより詳細に把握すれば、ワークの際に価格や原材料選定で迷う時間は減ったかもしれない。

ワークの内容がニトリの特徴である製造物流IT小売業というビジネスモデルを大きく反映したものであったため。正味１時間30分程度の短いワークの中で、原材料の選定から店舗のレイアウト及びプロモーション施策を打つところまで体感できたのはかなりのプラス。

企業の採用方針としてかなりの人数（500-600人）を採用しており、その中に入る能力や熱量はあると判断した。特にニトリは体育会系や英語力に長けている人材を求めているという情報があり、私はどちらも学生時代に力を注いできたので勝手に親和性を感じていた。

キャリアの中でゼネラリストを目指すという考えが自分の目指す社会人像とマッチしており、勝手に親近感が湧いた。また、本選考においては大量の学生を選抜しなければいけないにも関わらず全て個人面接を行う点に、温かさというか人を大切に想う姿勢を感じ、志望度が上がった。

インターンシップ参加者は上述の通り順次早期選考に案内されるため。早期の方がまだ枠が多い状態なため内定までのステップや難易度は楽だと思われる。ただ、本選考から参加でも十分内定は勝ち取れる。

インターンシップ参加前は金融業界を漠然と見ていた。ただ、夏の段階で業界を絞るのは早計かと思い、なんでもやってるイメージのあったニトリのインターンシップ参加を決意した。参加以降も相変わらず業界としては金融をメインで見たが、ニトリのようにキャリアの中で幅広い職種を経験しゼネラリストを目指すことができる環境にも良さを感じた。

ニトリへのイメージはかなり高くなった。インターンシップ内で、チームへのフィードバックのみならず個別でもアドバイスをくれるなどとにかく「人」を想う企業だということは十二分に伝わってきた。業界としては金融業界をその後も見ていたが、企業単位ではニトリについてもリサーチを行い本選考も受けてみようと決意した。