私は自らの仕事を通して、未来の社会に暮らす人々の生活を楽しくて豊かなものにしたいという強い思いがあります。また、近年は仮想空間と現実空間を高度に融合させることで人間の経済発展と社会的課題の解決を目指すSociety5.0と呼ばれる社会に向けた取り組みが活性化しています。私はそうした未来を実現するために最も重要な技術の一つが、センシング技術であると考えています。自動車の自動運転技術や、産業の自動化に伴うAI技術を導入して社会を発展させていくためにはヒトの『目』と同等かそれ以上の能力を有するセンシング技術が必要不可欠です。私はそうしたセンシング技術の発展に携わる仕事を通じて、人類が安心して楽しく生活できる近未来を実現したいと考えています。御社のイメージセンサーの技術力は圧倒的な世界トップであり、私が実現したい未来に向けた仕事ができる理想の環境であると考えました。また、そのトップの座を守り、さらなる技術革新を進めてより優れた製品を生み出していくために必要なことは、困難に対しても真摯にチャレンジしていく姿勢であると考えています。私が塾講師としてアルバイトをしていた時、私は勉強が決して得意とは言えない生徒を担当しました。その生徒はなかなか勉強に興味が向かず、受験を半年後に控えながらも志望校への合格は非常に難しい状況でした。当初私は、その生徒が興味をもって内容を理解できるような指導の仕方ができませんでした。しかし、諦めずに根気良く試行錯誤を繰り返しながら指導の練習を重ね、その生徒を勉強に向かわせるための指導法を編み出しました。それは、生徒ができる問題を解かせた後に、苦手な問題を解かせるという順序で問題に取り組ませるという方法です。人間は出来ないことや難しいことばかりを目の前にすると、やる気や気力を失ってしまいます。しかし、できることや得意なことには進んで取り組むことができます。この指導法はその性質を利用したものです。この指導法を取り入れたことで、私は生徒の興味を引きながら指導をすることができるようになりました。そして、最後にはその生徒を志望校の合格に導くことができました。したがって私は、困難に直面しても自らその解決策を考え、仕事をやり抜くことができる、忍耐力のある人間です。この特徴は、御社のイメージセンサー技術を今後も発展させていくために活かせると考えます。
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