【アイディア満載！新事業創出】【19卒】大阪ガスの夏インターン体験記（理系/自己研鑽コース）No.1896（大阪大学大学院/男性）（2018/2/5公開）

インフラ業界に興味があった。そのうえで地元である大阪ガスへのインターンシップへの参加を決意した。先輩がインターンシップに参加しており、本選考に有利になったという話も聞いていたので、ぜひとも参加したいと思った。

インターンシップの選考はグループワークであったため、選考当日までにベンチャー企業等、早期から選考が体験できる企業のインターン選考会に参加した。

大阪ガスのアセットを用いて新規事業を立案せよ

1日目にやったこと

選考会で行ったようなゲームによる他班との競争が行われた。いくつかのゲームが行われるが、人事の方が会場を回っており、それぞれのパフォーマンスについて評価されていた。

2日目にやったこと

初日のワークでの評価を基に、チームが再編成される。その後は大阪ガスが保有するアセットについて講義を受けて、新規事業の立案が始まる。途中に人事部長に中間発表を三度ほど行いアドバイスがもらえる。

3日目にやったこと

最終発表に向けてのパワーポイントの作成と細かい内容を詰めて、発表練習を行った。最終発表各班前に出て人事部長らに対して行い、質疑応答も行う。結果発表、総評があった後に大阪ガスの歴史に関する講義があり、その後に懇親会を行った。

人事部長

シンガポール研修

これまでにやってこなかったような事業、わくわくするような事業の立案が求められた。またそのような事も直接はあまり言われずに、相手の意見をくみ取ってアイディアに盛り込むことが重要であると言われた。

新規事業を考える時間が短かったことが一番大変だった。班にもよるが、自分たちの班は終電まで近くのカフェでワークを行い、それぞれ仕事を持ち帰ってまた朝早くから集合したので、ほとんど寝る時間がなかった。中間フィードバック間の間隔も短かったので大変だった。

インフラ業界の規模の大きさを体感した。参考資料に乗っている数字が大きく、またグローバル展開も視野に入れているため規模が大きく感じた。安定した収益があるからこその資本体力で、初期投資をかけた事業が立案できると感じた。甚次さんの優しい人柄などは感じ取ることができた。

インフラ業界の現状、課題点などをガス業界に関わらず見ておけば、新規事業立案の際にアイディアの手助けとなったかもしれない。

主として研究施設の一部屋で学生同士で議論をしあう時間がほとんどだったので、実際に大阪ガスで働くからこその経験ができたとは感じなかった。資料を大量にもらえるので働く姿を想像するというよりかは、企業件きゅがかなり深くできるようなインターンシップの設計であったように思う。

参加者全体として質が非常に高いわけではないと感じたから。就活をかなりやっている層というよりかは、インフラ志望で本選考で有利になるからという理由で来ている人が多く、大阪ガスが能力値を見ているのであればそこまで合格へのボーダーラインは高くないと感じた。

人事社員のかかわり方が、終始評価者としての関わり方に近く、学生の成長やよりよいアウトプットが出せるようにしようという姿勢はあまり見られなかった。フィードバックにおいても自分たちがワクワクできる事業や収益性のある事業ではなく、人事部長の好みが強く反映されており、実際に働いても会社としてそういう価値観なのではないかと感じた。

インターンシップ参加者のみに複数回のフォローアップイベントが開催された。現場社員さんや人事さんとの接触回数が多くなるのでその分目立って覚えてもらえば有利になるようん感じた。

インフラ業界は社会に与えるインパクトが大きく、また、法改正による転換期であるため入社時期としては面白い時期ではないかと考えていた。また、規模の大きな安定収益を有するため新規事業にも取り組みやすいと考えていた。給与体系としても比較的高く、安定して上がっていくところ、福利厚生が充実している事も魅力的であった。

インフラ業界が転換期にあり、業界全体として新規事業などのチャレンジングな事をしていく時期であることは体感できた。しかし、インターンシップ中の人事社員の関わり方や、人事部長のフィードバック、最終発表の審査基準が自分の価値観とあわないと感じた。もっと人事社員さんが学生に関わろうとして、来てくれた学生の満足度に貢献しようという姿勢がないと、普段の仕事でも顧客に対してそういうスタンスなんだろうなと感じたので、業界は面白いが、企業としては志望度が下がった。