【アイディア出しの極意】【20卒】ＡＩＧ損害保険の夏インターン体験記（文系/総合職）No.6379（一橋大学/男性）（2019/6/25公開）

就職活動を始めたばかりで、様々な業界の研究のために損害保険業界もAIGのインターンを通してしようと考えたため。また、期間が３日間だったが業界研究からグループで新規の保険を提案するという内容の濃いものだったから。

選考がグループ面接一回だけだったため、インターンに参加する志望動機をつめた。ESに書いたことを論理的に話せるようにした。

新規の損害保険を提案せよ。

1日目にやったこと

損害保険業界の説明、AIGの業界の立ち位置、AIGの強みや、具体的な業務の内容について講義形式で６時間ほど受けた。
その日の終わりに次の日に行うグループワークのテーマが与えられた。チームで議論する時間は初日にはなかった。

2日目にやったこと

テーマをグループで決め、最終日に行うプレゼンテーションのパワーポイントスライドを準備した。メンターはほとんど関与してこない。テーマ決めがもっとも大事で何を説明するかはガイドに沿っていけば良いので楽であった。しかし、私のグループはテーマ決めに時間がかかり、終電まで作業し、始発で本社に向かう羽目となった。

3日目にやったこと

パワーポイントスライドの修正と発表の準備を行った。その後各班のプレゼンテーションを１０分行った。そして、メンターからコメントをもらい、学生と審査員により、提案を評価した後に表彰を行った。

マーケティング部、新商品開発部の社員

AIGのなんらかの商品だった気がする。

アイディア出しの時間配分が悪いと指摘を受けた。私のチームでは最初のアイディア出しでほぼ丸まる一日を使ってしまい、残業して作業をしなくてはならなかった。社員の人からは、ある程度決め打ちして、テーマを決めて仕事を時間内にこなす、もしくは行き詰まったらすぐに上司に確認することが実際の仕事では大事だと説明を受けた。

最終日の発表までの時間が１.5日しかなく、テーマを決めるのに苦労した。新しい損害保険を企画するというものでチーム内で斬新的なアイディアが上がらず、２日目は終電まで作業を行った。大学ごとにチームのメンバーは分けられていたため、ワークを通して普段接することのない考えや意見を知れて大変ためになった。

損害保険業界について何も知らずにインターンに参加したが、初日の業界研究をはじめ、大枠を短い時間で理解することができた。また、新規損害保険を提案するというグループワークを通して、顧客のニーズを考え、さらにそれがビジネス可できるを考量して提案することの難しさを学んだ。

参加学生は皆、損害保険についての知識はあまりなく、初学者のような感じであった。しかし、外資系を目指しているが学生が多く、彼らは就職活動を通して重要とされる論理的な思考力と人前で話すプレゼンテーション力が高かったように感じられた。そのため、以上の二点を意識して準備していたらよかった。

社員の方々は皆、柔和で雰囲気の良い方が多かった。しかし、一方で私が求めている競争的な環境とは違うと感じた。若手から多くの仕事をこなし、残業も時にはするという職場ではなかったため志望度は下がった。また、損害保険業界で実際に私が何をするのかは部署ごとに異なるため、働いているイメージはできなかった。

インターン参加学生を見るかぎり、AIG損害保険会社に行きたいという強い熱意を持った学生は少なく感じた。むしろ、外資系で名前も有名だからとりあえず、インターンに参加するという目的をもつ学生の方が多かった。そのため、本選考で自分の熱意と志望動機を論理的に話せれば、うまくいく気がした。

志望度が下がった理由は、損害保険業界の職種の面白さを理解できなかったためだ。グループワークでは新規の損害保険の企画を行ったが、新規企画提案ならメーカーのマーケティング部で行うことができるし、わざわざAIGで働く必要はないと感じた。さらに商品開発部以外の仕事に関して詳しい説明がなかったためイメージが湧かなかった。

インターン参加者だけに冬のランチ会兼会社説明会の案内がくる。私はこのランチ会には参加していないが、早期選考ルートであることがメールの文面で伺えた。選考では有利に働くと思われる。

８月のサマーインターンシップに参加したため、当時は志望業界を絞りきれていなかった。その中で金融に興味があったため、外資系かつ損害保険のインターンを探し、応募した。そのための金融業界では銀行、証券のインターンも数社受けた。しかし、生命保険のインターンは応募しなかった。というのも、生命保険の営業にあまり良いイメージを持っていなかったからだ。

損害保険業界が志望業界から外れた。実際にインターンに行ってみると自分のやりたい仕事とその職種との乖離が体験できるため、自分自身で業界研究をするよりも時間効率も質良いと感じた。業界の志望度とは別に、仕事と私生活のオンオフ、さらには風通しの良い外資系の社風は大変自分の肌に合っていると実感した。その後のインターンでは職種限らず、職種限らずに外資系企業を中心に就活を進める良いきっかけとなった。