【学生の人数】3人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】技術方の部長クラス×3【面接の雰囲気】全体的に落ち着いた、話しやすい面接でした。終盤の逆質問では少し難しい質問をしてしまったが、快く答えていただけました。【学業以外で打ち込んだこと】未経験のことに取り組み、課題解決力の向上に努めました。特に、大学院修士1年次に学生リーダーとして参加したボランティア活動は印象的でした。この催しは世界自然遺産である知床半島を保護する運動の一環で、全国から集まった子供たちに知床の自然について興味を持ち、深く知ってもらうために知床の森に一週間野営するものでした。私自身、野営や焚火の自炊になれておらず、最初は火おこしすらうまく教えられなかったために頼りないと子供に思われてしまい、最初は話を聞いてもらえませんでした。私はその状況が悔しく思い、周りの経験者やスタッフに野営のコツや教え方を聞いて回りました。自分の軸である「できるまで横で見守る」にそれらの助言を加えた結果、リーダーとして子供から認められ、最終日には全員が自分のレクチャーを聞いてくれるようになりました。この経験から、困難な状況を打破するためには周囲の意見を基に自分の軸をもって取り掛かることが大切であることに改めて気づきました。【研究内容→英語→現地調査の詳細(地質・地形)】学部3年次より「古地震と大規模土砂災害の関係」という研究を進めています。卒業論文では古地震で発生した地すべりを対象としました。この地すべりは従来、歴史記録から被害が検討されており、科学的根拠に欠くことが問題でした。私は歴史記録の活用に加え、現地調査(地形・地質)と1mDEMデータを用いたGISによる地形分析、14C年代法と年輪年代法を組み合わせて俯瞰的研究を進めました。その結果、形成時期が異なる堰き止め湖沼が形成されたこと、地表面のしわ解析から複数回の滑動が示唆されることなどが判明しました。つまり当地すべりは一回の滑動ではなく、当該地震とその余震で複数回動いた可能性があるとしました。この研究に関わる学会発表ではJpGUで学生優秀発表賞をいただき、深田地質研究所野外調査助成を採択しました。現在論文の投稿に向けて鋭意作成中です。英語に関しては自分は苦手分野ではありますが、克服に向けて英語論文を読んだりと少しずつ勉強を進めています。また、先ほど申し上げた学会発表は英語でのオーラル発表でした。現地調査は一番得意としています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】研究についてしっかりと長すぎず短すぎずで適切に説明できたところかと思われる。また、志望動機についても練ってきたものであったので人と被らずに何個か質問を引き出すことができた。
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