大学1年次から継続している飲食店でのアルバイトです。私はこの経験を通じ、社会人や接客業の基本からリーダーとしての在り方や組織の動かし方を学びました。またこの経験は「意識」と「多様性」の面で私の価値観に大きな影響を与えました。
まず「意識」に影響を与えた経験を記します。私は、シフト中に気が付いたことを記入し提出・情報共有を行う「気づきメモ」の活性化に力を入れて取り組みました。理由は、私の店舗では全く稼働しておらず、提出率向上により店舗の質改善に貢献したいと考えたからです。そこで私は提出率が低い原因を、提出のシステム、目的、記入内容が不明確であるためと分析し、それらを明確化させる取り組みを1年間継続しました。その結果、店員数50名の店舗でメモの提出率を10%から100%に増やすことができました。これに伴い店員の意識改善が見られ、お客様を常に意識した接客を実現できました。以上のことより私は、原因分析と目標設定により、意識を向上させることで状況の改善に繫げることができることを学びました。
次に「多様性」に影響を与えた経験を記します。私は学生でありながら能力を買われ、大学3年次にアルバイトリーダーとして業務に携わることができました。初めの頃は、私が得意なことは全員が得意だと考えており、私の力量で指示を出していました。しかしそれでは店員をまとめることができなかったため、指示の伝え方やタイミングを工夫しましたが、あまり効果はありませんでした。あるとき、私が苦手な業務を簡単にこなす後輩を見かけたことで、私が得意な業務と他の人の得意な業務は異なることに気づきました。それ以来、その人の適性を見極め得意な業務を任せることで、効率的に物事が進むようになりました。以上のことより私は、人それぞれ得意なことは異なっており、多様性を受け入れ適材適所を意識することで物事が円滑に進むことを学びました。
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