21卒 本選考ES
CRA
21卒 | 慶應義塾大学 | 女性
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Q.
学生時代もしくはこれまでの人生を振り返り、あなた自身の価値観および倫理観に最も影響を与えたことを教えてください。(800文字以内)
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A.
大学1年次から継続している飲食店でのアルバイトです。私はこの経験を通じ、社会人や接客業の基本からリーダーとしての在り方や組織の動かし方を学びました。またこの経験は「意識」と「多様性」の面で私の価値観に大きな影響を与えました。 まず「意識」に影響を与えた経験を記します。私は、シフト中に気が付いたことを記入し提出・情報共有を行う「気づきメモ」の活性化に力を入れて取り組みました。理由は、私の店舗では全く稼働しておらず、提出率向上により店舗の質改善に貢献したいと考えたからです。そこで私は提出率が低い原因を、提出のシステム、目的、記入内容が不明確であるためと分析し、それらを明確化させる取り組みを1年間継続しました。その結果、店員数50名の店舗でメモの提出率を10%から100%に増やすことができました。これに伴い店員の意識改善が見られ、お客様を常に意識した接客を実現できました。以上のことより私は、原因分析と目標設定により、意識を向上させることで状況の改善に繫げることができることを学びました。 次に「多様性」に影響を与えた経験を記します。私は学生でありながら能力を買われ、大学3年次にアルバイトリーダーとして業務に携わることができました。初めの頃は、私が得意なことは全員が得意だと考えており、私の力量で指示を出していました。しかしそれでは店員をまとめることができなかったため、指示の伝え方やタイミングを工夫しましたが、あまり効果はありませんでした。あるとき、私が苦手な業務を簡単にこなす後輩を見かけたことで、私が得意な業務と他の人の得意な業務は異なることに気づきました。それ以来、その人の適性を見極め得意な業務を任せることで、効率的に物事が進むようになりました。以上のことより私は、人それぞれ得意なことは異なっており、多様性を受け入れ適材適所を意識することで物事が円滑に進むことを学びました。 続きを読む
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Q.
AI時代が到来しています。この先、医薬品開発がどのように変わっていくのかは誰も予測は難しいです。 様々なAIが急速に導入されAIがヒトに代わる時代が来ると言われておりますが、医薬品開発においてこの先も「ヒト」にしかできないことには何があると思いますか。また10年後を想像して、あなたはその時に向けてどのように備えようと思いますか。(800文字以内)
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A.
私は「対人業務」と「分析したうえでの最終判断」に特化することで、ヒトの存在を確固たるものにできると考えます。 今現在、医薬品開発における「対人業務」には、医師・看護師・CRCといった医療機関で働く方への治験業務の説明と遂行状況の確認、遂行する上での問題点や疑問点の聴取と解消があります。またさらにCROにとっては、クライアントとの論議があります。この中でこの先もヒトにしかできないことは「問題点や疑問点の聴取」だと考えます。理由は、これらの聴取により得られる情報は開発職側の人間が相手のわずかな異変に気付き、能動的に働きかけることで得られる情報だと思うからです。特に些細な問題点や疑問点は、積極的なコミュニケーションから信頼関係を構築し、相手の性格まで熟知することで達成できると考えます。そのため私は、高いコミュニケーション能力とわずかな異変も見逃さない観察眼を養うことで「対人業務」を極め、AIに代わることのできない業務を遂行したいです。 AIは情報蓄積能力に長けていることから、開発業務で課題や問題に直面したとき、知識や経験の蓄積情報から複数解を高速に導き出すことができます。ヒトはその点で勝ることはできませんが、その後の「最終判断を的確に下す」ことが、この先もヒトにしかできないことだと考えます。またヒトであれば、今までに経験したことのない問題に遭遇した場合でも、AIが導き出した解から考えを発展させ唯一解に繋げることが可能です。以上のことより私は、目先の有益な情報のみに惑わされず将来を見据えた判断ができる力と、複数解から状況を考えた情報の取捨選択ができる力を養うことで、最適解を下し、ヒトの存在意義を提供できると考えます。そのため私は、将来性を考えたうえで情報を絶対的に評価すること、また情報の先にある物事を常に意識することで、AIに代わることのできない業務を遂行したいです。 続きを読む