16卒 本選考ES
アナウンサー職
16卒 | 慶應義塾大学 | 女性
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Q.
○アナウンサー ○クリエイティブ(記者・ディレクター) ○テクニカル(技術) ○セールス(営業) ○プランニング(ビジネス開発・企画・編成広報) ○サービス(総務・財務経理) 上記の中から志望する仕事を選び(複数選択可)、なぜその仕事に向いているかをお書きください。(800字)
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A.
私が志望する職種はアナウンサーである。向いていると考える理由は以下の2点だ。第一に、私の学生時代は一貫して「他人に言葉で分かり易く物事を伝えるか」を考え、実践してきた点。第二に、常に探究心を持って「人に聞くより自分で見る」ことを実践してきた点だ。幼少の頃から10年間英会話教室で文章の暗唱発表を行ってきた私は、スピーチを得意分野としていた。中学校では毎年、英語弁論大会に出場し、全国5位に入賞した大会では認知症への理解の大切さを、英語とジェスチャーで全国に伝えた。その大会で、全国から来た同じ歳の仲間に刺激を受け、高校から実家岡山を離れ神奈川の高校に進学。高校では、友人に必ずされる「岡山ってどんな所?」という質問に、いかに地元岡山を魅力的に説明できるかを追求した。その結果、部活の先輩が卒業旅行先として岡山を選んでくれた。この時「暗唱した文章を分かり易く伝えるだけでなく、自分の言葉で人に情報を伝える喜び」を知った。大学では放送研究会に所属し、3年間アナウンスの勉強に加えて学内設置のメディア研究所でメディア論を学んだ。また、私は「人に聞く情報に加えて自分の目で見る」ことを重視している。アメリカ大使館商務部での長期インターンがその一つだ。偶然参加した商務部後援のイベントで「もっと学生に対して広報活動をすべきだ」と考え、インターンに参加。SNSでの広報活動を提案し、1からコンテンツを作り上げた。イベントにはリサーチした情報だけでなく必ず足を運び、自分なりの発見を付け加えた記事を掲載し、職員の方から高評価を頂いた。アナウンサーには日常の出来事やニュースを言葉で分かり易く伝えるだけでなく、実際に現場に行って得た発見や気づきを出来るだけ客観的に視聴者に伝える能力が必要だと考える。そして上記の2点から私はアナウンサーに向いていると考えた。 続きを読む
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Q.
これまでに最も力を発揮したと思うことを、重要度の高い順に2つ挙げてください。その経験を通じて、大変だったことや何を学んだかについてもお書きください。(各400字)
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A.
私は放送研究会に属し、学園祭では150人の一般客に向けて自主制作番組の発表を行った。「来場者に楽しんで頂く」ことを目標に、まずは楽しいとは何か、を考えた。先輩方のこれまでの番組と来場者の講評データを分析し、「ただ見聞きするだけでなく、何かアクションが起こせる番組」が高評価であることを導いた。そこで、67年の歴史上初「150人全員参加型トーク番組」を企画。来場者全員に付箋を配布し、テーマに沿って意見を書いてもらい回収。それをアドリブで拾い上げ、当日集まったお客さんにしかできない一度限りのトークをする番組だ。しかし、台本の無いトーク番組だったため時間が長くなってしまう問題があった。流れをスムーズにするため、2週間毎日リハーサルを行い、係の人とも連携を密にした。結果、来場者150人全員から高評価を頂いた。この経験から、高い目標にも臆せず、地道な努力で挑戦する姿勢を学んだ。 私が所属する放送研究会は早慶戦の客席アナウンスを60年担当している。私はその伝統的でゆっくりとした話し方が、客席の人には聞き取りづらく興味を持って頂けないことに気が付き、変えることを決意。翌年選考を経てアナウンスの担当者になり、話し方のペース変更を先輩に提案するも却下された私は、反対理由を詳細に伺い、「変更のメリットがないと考えている」と導いた。そこで、アナウンスに関する学生アンケートを取り、聞き手目線を取り入れた企画書を作成した。さらに二週間の自主練習後、ペース変更を想定した模擬アナウンスを先輩に披露し、変更前後の違いを知ってもらった上で再度話し合い、変更許可を頂いた。本番当日、客席にいた先輩や友人から「疋田の粘り強さがアナウンスを格段に良くした」と言って頂いた。この経験から、長く続く伝統を変えることの大変さと、目標達成のために必要な手段を自ら考え、粘り強く実行する姿勢を学んだ。 続きを読む