【知見共有、革新への挑戦】【23卒】 十全化学 品質管理職の通過ES(エントリーシート) No.74730（非公開/男性）（2022/5/6公開）

私は、貴社の品質管理部門に入社を希望いたします。貴社は非常に多数の原薬を受委託製造しており、また、様々なスケールの生産に対応した施設と能力を持っています。更に、近年はCMCソリューションサービスを行うことで、医薬品業界内でのアウトソーシングの潮流に対応し、将来的に更なる成長を遂げる分野であると存じます。私は、今後成長する貴社の一貫した原薬製造が、高い信頼性を誇る一助になりたいと考えています。医薬品を製造する企業は全て品質管理を行っておりますが、貴社ではラボスケールから生産スケールにおける医薬品の品質管理に携わることが可能であり、他社では不可能な業務によって自分自身を成長させられると考えています。また、私は経口ゼリー製剤の物性評価法の確立を研究として行っております。原薬とは異なる部分がありますが、品質をより効率的に評価することで、近年の品質管理に関する課題を解決する一助になれると考えています。以上二点の理由から、私は貴社の品質管理部門を希望いたします。 続きを読む

私は、研究室に全く知見が無い製剤の基礎部分を構築することに達成感を得ました。私は、先述の経口ゼリー製剤の研究について、ゼロの状態からスタートしました。まず学部生時点で基礎知識を構築することを目標にし、様々な論文を調査しました。しかし、経口ゼリー製剤は世界的に見て非常にマイナーな剤形であり、特に物性に着目した研究は殆ど存在しませんでした。そこで、実際に上市されているほぼ全てのゼリー製剤を物性評価し、それらのデータを基に、研究で用いるサンプルゼリー剤の処方を決定しました。その後、自作サンプルゼリー剤を用いて硬度、薬物濃度などの物性をTD-NMRという機械によって簡便に評価することが可能となりました。現在も研究室では、私の構築した知見を基にゼリー剤の研究が行われており、現在は非常に狭い領域ではありますが、世界の最先端と呼べる研究を行うことができました。非常に多忙な学部生としての1年半でしたが、論文として成果が形となるなど、達成感を強く感じることができた経験となりました。 続きを読む

私は貴社で、ある分野のプロフェッショナルになり、その知見を同じ職種で働くメンバーに共有することで、唯一無二の役割を果たしたいと考えています。薬価改定などにより、医薬品業界全体として今後更に少人数化などの効率性向上が求められる中、品質管理においても独自の強みを各々個人が持つことが重要視されると考えています。私は現在、既存のHPLCなどに代表される手法に関する知識は不十分ですが、貴社で学び、貢献することで将来的には今後スタンダードとなり得る評価手法などにおいても卓越した知識を身に付け、品質管理部門内で独自の役割を果たしていたいと考えています。しかし、究極的にはそのような知識を平易化し、分析あるいは理系そのもののバックグラウンドが無い人間も品質管理に携わることを可能とすることを、夢として持っています。文系および理系の垣根を除去することにより、個人が能力をより発揮できる選択肢を増加させ、先述の効率的な生産性に繋がると考えています。以上の二点を、私は貴社で挑戦・実現したいと考えます。 続きを読む