【新卒性を引き出すエネルギー】【21卒】大阪ガスの冬インターン体験記（文系/ビジネスデザインコース）No.10575（同志社大学/女性）（2020/7/17公開）

もともとインフラ業界に就職したいと思っており、その中でエネルギー業界に対しての業界理解が薄かったため、インターンシップに参加し、理解を深めようと思っていた。又、大阪ガスに関してはインターン生から新卒性をとると聞いていたため、内定がもらえるかもしれないという希望も込めて参加した。

事前に郵送される、大阪ガスのパンフレットを熟読したことと、エネルギーに関する理解を深めるために、エネルギーの専門商社である岩谷産業の1dayインターンシップに参加した。結果的に、岩谷産業での学びを生かすことが出来た。

3000億の資金で、1000億の利益を調達せよ

1日目にやったこと

グループワークの議題が発表され、2日目の発表に向けて1日中準備をした。準備中に2回ほど部長面談があり、グループでの進捗状態を報告する機会があった。また、準備の合間に本戦の参加者全員と人事部の社員とで10分ほど、自己分析のかんたんな面接があった。

2日目にやったこと

グループワークの仕上げを行い、参加者全員と社員の前で発表を行った。学生投票もあり、面白かった。発表の後は人事部の社員との簡単な座談会と、インターンシップ終了後には宴会も設定して頂いた。

人事部の社員・人事部のマネージャー

優勝班は特別セミナーへの招待

印象的なフィードバックとしては、「既存の技術を最大限生かして収益性の高い新規性のある取り組みを発案したことを評価する」と言ってもらったこと。「売り上げもモデルの精度を上げることが出来ればよりよいのもになる、とも言われた。」

議題をこなす前提資料として、200頁を超える資料を当日に15分ほどで読み解く必要があった事が一番衝撃だった。また、一つ一つのワークに対して個人ワークシートが配られ、回収されるという工程があり、1秒たりとも気が抜けなかった。ただ、インターンでそこまで丁寧に一人一人の能力を見ようとしてくれている姿勢がとてもうれしかった。

今までは荒利の計算など全くしたことがなく、このインターンシップで商業に対する経験と知識をつけることができたのが最も大きかった。内定がかかっているというプレッシャーの中、実際の社内起業で行うようなレベル感の議題を学生だけで、しかもたった２日間でまとめ上げるという実践的なグループワークを体験し、大きく成長できた2日間になったと思う。今までのインターンの中で最も過酷で最も楽しかった。

典型的なグループワークの進め方や考え方、コミュニケーションの取り方については他社のインターンシップで身につくので、できるだけ多くの経験を積んだ方が有利になる。大阪ガスのインターンシップについては収益計算など、より実践的な能力が必要とされるため、コンサルのインターンシップなどで勉強しても良いと思った。

新規事業立案のグループワークがメインだったが、作業中に部長に説明しに行く工程が組み込まれていたり、部長からのアドバイスとして、具体的なストーリー性に対する助言をいただいたことで、スピード感を失うことなく良い提案をすることが出来た。このことから、大阪ガスに入った後の上司との関係性や、同期と仕事を進めていくイメージが明確についた。

周りの学生のレベルがあまりにも高く、グループワークについていくことで精一杯だったため、本戦の参加者の中で高い評価をもらうのは相当難しいと感じていたから。インターンシップで意識していた事は、優勝班に選ばれるとかなり評価してもらえるため、自分自身が目立つことよりも、グループの総評価が高くなるような役回りを徹底した。

大阪ガスは今までは雲の上の存在だったが、優勝班に選ばれたことで可能性が生じ、一気に志望度が上がった。大阪ガスのインターンシップは選考目的のため、企業説明や業務紹介等は全くなかった。そのため、合同説明会やオンラインセミナー等を利用し、自分自身で企業理解は深める必要があった。

インターン生から多く採用するという話は有名である。特別セミナーに招待されたことと、リクルーターが付いた事からその後のフローが予想できた。ワンキャリア等を見て、自分がどの位置にいるのかを知ることが出来たため、有利になっているとわかった。

インターンシップ参加前からインフラ業界に行きたいと思っていた。具体的には鉄道業界が第一志望で、エネルギーについても知っておく必要はあると感じていたため、インターンシップに参加した。鉄道やエネルギーに行きたかった理由は、事業の基盤が関西であるため、転勤があっても関西県内で完結することが出来ると思っていたこと。

インターンシップ参加後は、第一志望になった。理由は、インターンシップでの評価基準で不透明なところがなかったことや、お会いした社員全員が論理的で的確なしゃべり方をしている姿を見て、憧れをもったことがあげられる。それまで第一希望だった関西私鉄についてはコロナウイルスの影響をダイレクトに受け、安定性に陰りが見えたことから、エネルギー業界に対する志望度の方が上回った。