【海運業の未来を担う】【17卒】川崎汽船の本選考体験記 No.2249（横浜国立大学/）（2017/6/13公開）

クレペリン

しっかりとした話しぶりや受け答えができているか、目を見て話せているか、という基本的なところが重要であったのではないかと思います。面接官の人事の方も学生の話を目をみてうなづいて聞いてくださり、とても魅力的な社員さんだったと感じました。そして、説明会の際にお話しした方だったのですが、冒頭におひさしぶりですと声をかけてくださり、とても救われました。

ESに沿って志望動機と自己PRだけだった。3人いたので他の人が話している間に気持ちを落ち着けることが出来てよかった。

自己PRをしてください。

私は大学時代に最も力を入れた部活動のなかで2つのことを大事にしていました。1つ目は小さな気づきを大事にすることです。マネージャーの仕事はやって当たり前のことが多く、それを日々くり返しているだけでは強いチームは作れません。日常の練習風景に常に批判的な目を向けて小さな気づきから少しづつチームを良くしていくことを意識していました。2つ目はチャレンジングな気概を持つことです。同じ大学のアメフト部は1部リーグに所属しており、毎年良い成績を残していました。身近にお手本がいるのだから、とアメフト部の食事管理の方法を直接学んで自分の部活でも試してみました。結果はなかなかうまくいきませんでしたが良いと思った時にとりあえず試してみるという精神は育ちました。

ケイラインを知ったきっかけは？

日本からフィリピンに運航している船を実際に目の当たりにしたことからです。大学2年次に学部のプログラムでマニラのフィリピン大学ディリマン校に赴く機会がありました。その中で郊外のスービック経済特区を訪れた際に港に寄港している日本の大型船を見ました。定期船で一週間に一回来航しているとのことで、世界中が海で繋がっていることを肌で感じることができました。見た船は御社のものではなかったのですが、そこで海運業界に強い興味を持ち、調べていくなかで御社を知りました。

川崎汽船に入りたいという熱意を見られていると思った。自分を好きなようにアピールするためのチャンスを面接の最後にもらったときには、これまでの質問ももちろん必要だったけど、面接官は絶対にここでの熱意を一番見ているはずだ、と瞬時に悟った。何かありますか？という聞かれ方だったので控えめな人は大丈夫ですと言ってしまっていたかもしれないが、あそこで何も話さなかったら絶対に落ちていただろうと思ったし、言いたい事を言えたのですがすがしく面接室を出れた。

ＥＳに沿った質問が主だった。気になった事をその都度突っ込まれるような感じだった。慌てずどっしり構えて置いたほうがよさそう。

志望動機に人の役にたちたいとあったけど、そう思ったきっかけはあるのか。

明確なきっかけはありません。しかし、昔から勉強を頑張ったり公立高校から国公立大学への進学を考えたのも、両親のことをずっと尊敬していたからでした。その時にはわからなかったけど、常に自分の気持ちに寄り添ってくれて甘やかすこともなく、立派な成人に育ててくれたのは両親がいたからだと心の底から思っています。ここからの人生は親への恩返しもありつつ、自分が受けたものを親だけでなく広くいろんな人に受け取ってほしいと思う気持ちがあって人の役にたちたいと自然に考えるようになりました。

アピールしたいことはありますか。

海運業で自分の強みが最も生かせると思っていることです。例えば、不定期船の運航にはルーティンではない、その時々に最適な答えを導きだすことが求められます。私はマネージャーの活動を通して日々似たような経験を積み重ねてきました。ボトルを出す、練習メニューの時間管理をするというような基本の仕事は変わらないまでも、急にけが人が出た時、備品が足りなくなった時、雨が降ってきた時など臨機応変な行動を求められる場面はごまんとある中で、自分のこの思考力と対応力を仕事でも生かしたいと思うようになりました。

私が女性だからなのか、ライフイベントとの両立を出来るかどうかということをかなり聞かれたように思います。もし仮に旦那さんが地方勤務になっちゃったら？ついていく？とか突っ込んで聞かれました。あとは、結婚したら家庭に入りたいタイプなのかなって感じがしたんだけど、とか、総合職で活躍するためにはそこらへんをある程度我慢しなければならないよという覚悟を遠回しに測られていました。

事前に課題が与えられていたのだが、発表の仕方や時間なども伝えられず、はいどうぞと言われただけだったので雰囲気を組み立てるところから始めなければならなかった。

大学生活を過ごした場所で学生から見える問題点とその問題に対する改善プランを教えてください。（事前課題）

私の大学構内にはスクールバスではなく、通常の路線バスが乗り入れていて停留所も学内にいくつかあるのですが、そのバスが学生にとっても徒歩での移動に必ず使うメインストリートを走行していること。バスのダイヤは当たり前ながら人の流れが多い時に厚くなるため、人通りのおおい時間帯とバスの多い時間帯が被って歩行に危険が伴うことが問題点です。バスの走行路を早急に変更してバス停の位置も現在のメインストリートから別の場所に移すことが必要だと考えます。

50歳になったときに母校で「社会人とは」という題目で講演を頼まれたと仮定した場合、自分の後輩たちに伝えたいこと。

35年前のことです。私がこの高校で1年生だった時、当時の校長が最も困難な道に挑戦せよ、とおっしゃいました。私は自分にとっての最も困難な道はなんであるかを考えました。何にでも興味を持つ好奇心の強い私にとっては、その全てを全うすることが達成すべき困難な道だと考え、それは今にも続いています。社会人とは親に助けてもらうことなく自分ひとりで生活することであり働いてお金を稼ぐことが必要です。将来自分の子供ができたときに胸を張って話せるようなキラキラした経験をどれだけしてきたかどうかが社会人のものさしになると考えています。そんなかっこいい大人に是非なってください。