【情報活用で勝ち抜け！】【20卒】岡谷鋼機の夏インターン体験記（文系/商社ビジネス体感セミナー）No.3860（南山大学/女性）（2018/10/15公開）

食品商社に興味があったが愛知県には本社がある企業がほとんどなく悩んでいたところ岡谷鋼機を見つけた。メインで扱っている商材に関心はなかったが就活は始まったばかり、業界研究と企業研究のために参加を決意した。

選考はなく、マイページから先着の申し込みだった。参加前に会社の歴史、取り扱っている商材、取引先の国について調べた。

BtoBゲームを通して商社ビジネスについて学ぼう

1日目にやったこと

商社業界の説明、岡谷鋼機の説明、BtoBゲーム。ゲームは複数の国内外のメーカーから自動車部品や工場の機械を国内の自動車メーカーと橋渡しするというもの。部品や機械の受注にはリスクがあり、情報を集めてリスクヘッジをする。最終的に利益が多いチームが勝ちというもの。

インターンシップ担当社員

なし

情報の意図を正しく理解するということが大事で、その次の選択の誤りが大きな損失を生むということが印象に残った。実際のビジネスでは自ら情報を集め、適切に扱うことが求められると教わった。

ひとつひとつの課題のディスカッション時間が１５分程度と短く、その間に情報を共有したり費用と利益の計算をしたりしてベストな受注先を決めることが大変だった。特にお金の計算がメンバーで手分けしても時間内に終わらず、発表の場で整理されることがもどかしかった。

興味のある食品は名古屋ではなく東京で扱っているということを知り、残念に思った。しかし、インターンを通して商社の本質を理解し、今まで興味がなかった自動車部品を扱うことに関しても抵抗が無くなった。企業に対する印象が参加前と比べて大きく変わった。さらに視野を広げるべきだと感じた。

ホームページなどを見て、企業のできるだけ多くの情報を知っておくこと。また、大学の勉強をしっかりやっておくこと。

商社のビジネスをゲームを通して体験できたことはよかった。しかし、現場で働く社員の声は直接聞くことができず、疑問に思っても聞けないことが残念だ。社員座談会があるといいと思った。自分が実際に働くことを想像することはあまりできなかったように感じる。

自分が海外事業に興味あるといいつつも、他のインターン生は外国語に強い人が多く、その中で歴史ある大企業で自分が働くということが想像できなくなってしまった。語学は内定後でも勉強できるし大いにやる気はあるが現時点での力の差、スタートラインの違いに焦ってしまう。

自分の決断が運命を決めてしまうことに不安はあるが、重い責任を負う分やりがいを感じられる仕事だと思ったため。また、商材に対して抵抗をなくすことで今まで避けてきた分の選択肢が増えたから。歴史ある企業ながら新しいことに挑戦していることが魅力に感じた。

１Dayインターンは実質２時間半のプログラムだったので本選考で有利になるとは考えにくい。一方、選考ありの５Daysインターンは有利になる可能性があると考えられる。

海外との取引があり、その中でも文化ごとに明確な違いが現れる食品の専門商社、特に輸入菓子に興味があった。日本にはまだない海外のおいしいお菓子を自分で買い付けたいという思いがある。不二製油、UCCの短期インターンに参加予定だ。一方、個人的に文化的差異が感じられない、どちらかといえば文明的なものに使われる、鉄鋼や機械の部品には一切関心が無かった。

一番行きたい業界は揺らいでいない。しかし、愛知県はものづくりの県である。地元で就職するならば、ものづくりも視野に入れなければならない。地場産業を支える商社のインターンを通して、今まで関心のなかった業界のメーカーにも目を向けてみようと思った。文明は環境に悪いと思っているが、環境保護に力を入れている企業を探してみようと思った。