
23卒 本選考ES
総合職

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Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
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A.
私は緑茶カテキンの主成分であるEGCGの認知機能向上効果について研究しています。EGCGはダウン症候群などの知的障害を持つ方でみられる認知機能低下の原因の1つであるリン酸化酵素DYRK1Aを阻害することで、神経細胞の増殖と神経ネットワークの構築を活性化します。しかしこの阻害機序は未解明でした。私はDYRK1Aの活性化機構に着目し、EGCGがDYRK1Aを選択的に阻害することを発見しました。この結果はDYRK1Aを阻害する化合物は、認知機能向上効果を有することを示唆しています。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も打ち込んだこと
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A.
学生時代に最も打ち込んだことは、研究活動です。自分の研究を論文として発表することを目標に、指導教授からの課題に対し仮説を立て、実験的に検証し、データについて教授や研究室の仲間とディスカッションし、仮説へフィードバックする過程を意識して研究を行いました。幸いにも研究成果を第一著者として国際的学術雑誌に発表できました。さらにこの論文が学術雑誌の編集者に認められ、総説執筆を依頼されました。現在は上記の活動の過程で私が見出した課題に取り組んでいます。この課題についても上記実験系にて順調にデータを取得できており、修士修了までに第一著者として論文を発表することが目標です。以上の活動を通じて、論理的な思考に基づき課題を明確化する重要性を学びました。課題の明確化は、無駄な検討を省き、最短で課題を解決するために必要不可欠です。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
強みは「やり遂げるための継続力」です。学部3年後期に研究活動を始め、早い時期に論文の中核となるデータを得ました。しかし、論文には結論を支持する多角的なデータが必要です。それらの取得では慣れない実験に苦戦し、実験系の構築で試行錯誤し、統計解析のため何度も実験を繰り返しました。指導教授のご支援もあり、研究成果を第一著者として国際的学術雑誌に発表しました。この成果は創薬分野に対して新しい考え方を提案するもので、世界に向けて発表する価値があるものだと思います。その認識が私を突き動かし、頑張ることができました。また一度やり始めたらやり切らないと気が済まない性格も幸いしたと思っています。 続きを読む