【熱い気持ちを持つ、必須コミュニケーション】【20卒】豊田鉄工の技術職の最終面接詳細 体験記No.7714（名城大学/男性）（2019/7/23公開）

ちゃんと、入りたいという意思があるか、この子は熱い気持ちを持っているか。その辺りを見られた気がします。ここでもコミュニケーション能力は必須。

良い雰囲気でした。ここでも、お互いの自己消化を済ませてから、軽い雑談から入りました。その後からは真剣な雰囲気で面接が始まりました。

研究でエンジンの研究をしていると言ったが、古くない？

いいえ、全く古くありません。今世間は電動化と騒いでいますが、実際に日本中が電動化してしまったら、莫大な量の電力が必要になります。原子力発電所がありえないほどの数が必要になります。さらに電気ステーションが普及してない今、電動化が実現したら、ガソリンスタンドに長蛇の列ができてしまい、すごい時間の浪費をしてしまいます。たとえ、電気ステーションが普及しても一台にかかる燃料を入れる時間は何時間もかかってしまいます。また、電池パックは重いうえに衝撃に弱いです。さらに値段が高いので、燃費が良くなり、ランニングコストが下がっても、電池パック交換費用が莫大な金額になり、結局、ガソリン車と変わらないか、それ以上の値段がかかってしまいます。そのため今はガソリンエンジンの燃費向上が大切だと思います。

研究は何しているの？具体的に述べてください。

二ストロークエンジンにおけるピストンリングの軸方向と半径方向の挙動の測定を行います。ニストロークエンジンにはバルブやカムシャフトがなく、四ストロークエンジンに比べて構造が簡単であり、軽量です。しかし、シリンダ内に吸気ポート、掃気ポートと排気ポートがあります。ピストンリングはこれらのポート上を何度も摺動するため、その部分での潤滑油膜が切れやすく、焼き付きが起こりやすいです。エンジンの耐久性の向上をはかる上でも、ポート上を通過する際のピストンリングの挙動を把握する必要があります。本研究ではギャップセンサをピストンに埋め込み、ピストンリングの半径方向、軸方向の挙動を測定します。それをエクセルでグラフにまとめて、挙動について考察を行います。