【安全性と革新を追求】【20卒】豊田鉄工の技術職の本選考体験記 No.7714（名城大学/男性）（2019/7/23公開）

部活動や趣味などについて(100)/これなら人に負けないという十八番(200)/これまでに周囲と協力しながら成し遂げた最も大きな経験は何ですか。また、その上であなたが大切にしていたことは何ですか。（文字数：～300字）
あなたのこれまでの人生で「最も困難な局面」と感じたことは何ですか。
また、それをどのように克服しましたか。　（文字数：～300字）

自分が頑張ってきたこと、自分の強みなどを把握するために自分の過去を写真を沢山見返して当時のことを思い出したり、アルバイトで、ESにかけるように真剣に働いてみた。

参考書の推論の部分を解いて答え合わせをして、参考書に目安の時間が書いてあり、その時間内に解けるように何度も繰り返した。あとは言語の語彙力を高めたり、文章をたくさん読んだ。一番大事であると思うのは、SPIの形になれること。時間がなければ、問題を見て、形式になれるだけでもいいかもしれません。

言語、非言語、性格診断

グループワーク

60分間でパズルをグループ皆で作り上げるものです。一人2ピース配られ、自分のピースの絵柄を周りの人に見せられません。口頭で説明しあい、ピーズを繋ぎ完成させます。

実際にパズルを組み立てるのはほとんど不可能です。私たちの日に行ったグループ以外作り上げられなかったそうです。そのため、作り上げられなくても何の問題もありません。全く選考に関係ないなと私は思いました。おそらく、グループワークの後にある、G面接の緊張をほぐすためのグループワークであると思います。グループワークで落とされることはないでしょう。

質問を受けて、たじろかず、適切な間隔で心に余裕をもってレスポンスをしたことで、コミュニケーション能力があると思ってもらえた。あとは全部の質問に答えて、分かりませんとは一度も応えませんでした。

突っ込みが少しきついです。根本などを聞かれている感じです。かなり疑ってかかられます。志望動機はそこまで聞いていないような気がします。それよりもコミュニケーション能力が重要である。

部活はサッカー部と書いてあるけどどんな成果があり、なぜ成果を出せたと思う？

高校の頃サッカー部に所属しており、東尾張地区1部リーグというリーグ戦で3位になりました。部活動ではチームワークを大切にしていました。先輩方が引退した後の部活動では、方向性が定まらなかったり、主力メンバーとサブメンバーのやる気の違いや、確執がありました。サブメンバーがモチベーションを保つには試合に関わる必要があると考えました。そこで試合後にはサブメンバーからの意見も取り入れ、チームの方針に反映していきました。またお互いの確執を除くため、普段からメンバー全員と積極的にコミュニケーションをとりました。これにより、チームの絆がより深まり確執は減りました。その結果、選手全員が同じ方向を向いて試合に挑み、リーグ戦3位という好成績を収めました。

アルバイトはスポーツ用品店でアルバイトをしていたと書いてあるが、隣の子が来店したらどんなシューズをすすめる？

はい、彼が来店されたら、アシックスのGT-2000というシューズをご案内いたします。彼は、背が高く、ガタイが良いです。さらにジムに通っていると先ほど仰られていたので、スポーツも頻繁にされると思います。アシックスは日本製で、日本人の足に合いやすいです。さらにGT-2000というシューズは普通の幅とワイド幅の二種類選べるので、必ずマッチします。また、GT-2000は、後足部にゲルが入っており、とても柔らかいです。そのためガタイが良い彼にお勧めです。また、クッションは、二層構造になっており、柔らかいクッションの上に硬いクッション材が引いてあり、安定性があります。そのためウエイトリフティングなどをするとき、踏ん張ることが可能です。また、靴底は、分厚く作られており、普通のシューズの四倍ほど長持ちします。これらの理由により、彼にはアシックスのGT-2000というシューズをご提案します。

ここでもコミュニケーション能力が試された。性格診断で出た結果から、君はこういう結果だけど、という、決めつけて質問してくるので、しっかり判断して、意見を言い返す必要があると思う。

一次面接と変わらずきつめに突っ込んでくる感じである。ただ、最初は緊張をほぐすためか、就活忙しい？など、雑談を少ししてくださった。

この会社に入社したら、行きたい部署に配属されるとは限らないけどそれでも大丈夫？

はい、大丈夫です。会社に入社して働くということは、今までの学生とは違い、お金を稼ぐために活動するわけで、ビジネスをするわけです。そのため、自分のしたいこと、できることを仕事にできたら幸運ですが、会社として絶対にしないといけないことはあると思いますし、会社の利益を上げるためには、皆が同じ方向を向いて仕事をしたり、だれもがしたくないような仕事もしなければならないと思います。また、自分の希望部署以外に配属されても、そこの部署でのやりがいを自分なりに見つけて、楽しみながら仕事を行っていきます。そうすることで、仕事をやらされている。と考えるのではなく、これが自分のしたい仕事だ。と思えるようにすることで、モチベーションを維持して働こうと思います。

逆質問：御社に入社するにあたってこれだけは覚悟しておけということがあれば教えてください。

設計部長：君は、ずっと部活で周りの子たちと仲良く団結して試合に挑んだり部活に打ち込んできたと思うけど、仕事になると、生産技術の方が譲れないことがあり、設計では設計で譲れないことがあります。営業もそうで、お客様の要求を満たさなければなりません。そのため、仲間ではありますが、常にコストなどで、他部署と対立します。ビジネスであるから、それは日常茶飯事で、仲良く。だけでは、お金は生まれません。そういった、学生の頃のチームワークと社会人としてビジネスをするためのチームワークというものは少し違うと思います。絶対に対立がつきものです。つまり、目指す方向は一緒でも、お互い妥協できないところをどううまくまとめ上げるか、それが大事であると理解しておいてください。

ちゃんと、入りたいという意思があるか、この子は熱い気持ちを持っているか。その辺りを見られた気がします。ここでもコミュニケーション能力は必須。

良い雰囲気でした。ここでも、お互いの自己消化を済ませてから、軽い雑談から入りました。その後からは真剣な雰囲気で面接が始まりました。

研究でエンジンの研究をしていると言ったが、古くない？

いいえ、全く古くありません。今世間は電動化と騒いでいますが、実際に日本中が電動化してしまったら、莫大な量の電力が必要になります。原子力発電所がありえないほどの数が必要になります。さらに電気ステーションが普及してない今、電動化が実現したら、ガソリンスタンドに長蛇の列ができてしまい、すごい時間の浪費をしてしまいます。たとえ、電気ステーションが普及しても一台にかかる燃料を入れる時間は何時間もかかってしまいます。また、電池パックは重いうえに衝撃に弱いです。さらに値段が高いので、燃費が良くなり、ランニングコストが下がっても、電池パック交換費用が莫大な金額になり、結局、ガソリン車と変わらないか、それ以上の値段がかかってしまいます。そのため今はガソリンエンジンの燃費向上が大切だと思います。

研究は何しているの？具体的に述べてください。

二ストロークエンジンにおけるピストンリングの軸方向と半径方向の挙動の測定を行います。ニストロークエンジンにはバルブやカムシャフトがなく、四ストロークエンジンに比べて構造が簡単であり、軽量です。しかし、シリンダ内に吸気ポート、掃気ポートと排気ポートがあります。ピストンリングはこれらのポート上を何度も摺動するため、その部分での潤滑油膜が切れやすく、焼き付きが起こりやすいです。エンジンの耐久性の向上をはかる上でも、ポート上を通過する際のピストンリングの挙動を把握する必要があります。本研究ではギャップセンサをピストンに埋め込み、ピストンリングの半径方向、軸方向の挙動を測定します。それをエクセルでグラフにまとめて、挙動について考察を行います。