【学生のインサイト、限界を超えろ】【21卒】合同会社ユー・エス・ジェイの冬インターン体験記（文系/第2回Universal Marketing Competition）No.4178（慶應義塾大学/男性）（2018/12/19公開）

広告代理店業界のインターンにおいてマーケティング業務に興味を持ったからです。またUSJは職種別採用であることとインターンに参加しなければ本選考に参加できないと聞き、選考のためとインターンを通して自分のやりたいことに通じているかどうか確かめるべく参加しました。

今の勢いあるUSJの基礎を作った元マーケティングのトップが執筆した本を読みました。マーケティング手法やテーマパークビジネスの本質などが深く記載されており、参考になりました。

学生向け期間限定イベントの立案

前半にやったこと

初日はUSJの歴史や業務説明とメンターの紹介があり、その後研修と称してパーク散策が行われました。夕方以降は二日目昼の中間発表までワークを行い、タイムマネジメントなどもすべて学生に任されました。またグループには二人のメンターがつき、常に議論を見ており、時折アドバイスをくれました。

後半にやったこと

現場社員による中間発表でのフィードバックを基に３日目午後の最終プレゼンまでワークを行いました。途中メンターと学生による1vs1での面談が15分ほど行われ、最終日は全参加者の前でパワポ形式のプレゼンがありました。結果は優勝チームのみ発表され、その後メンター2人に対して学生1人の面談が行われ、プログラムは終了。終了後は懇親会がありました。

マーケティング部門の部長クラス4名

VIP年間パスポート

テーマパークで出来ることは限られている。というフィードバックです。消費者の真のインサイトを掴むことは大事であるけれども、ある程度自分達の持ってるリソースで対応出来るインサイトでなければならず、テーマパークにおけるマーケティングの限界が垣間見えた瞬間のように感じました。

学生のインサイトを掴むことが難しかったです。学生の立場で学生のインサイトを掴む時点で困難であることは間違いありませんでしたが、定性で突き詰めていくことに客観性がなく、どこまで突き詰めることが正解なのか常にグループで自問自答していた時はかなり大変でした。

普通のマーケティングをしているということです。テーマパークという、人の心を動かす事が最も重要だと言える仕事であることから、自身には無い考え方や特徴を持った社員に出会えると考えていました。しかし実際はコンサルやベンチャーチックな人が多く、マーケティングフレームワークをそのまま使っていたことで、大きな驚きが無かったことを知れたことが良かったです。

P&Gのマーケティング手法であることをUSJ自体も言っているので、そういった意味ではP&Gのマーケティングに関する本を読んでおけばワークで役に立つのではないか。

テーマパークの中に本社があるため、自分の働く姿や会社が何しているのか想像することは容易でした。また自分が働くことによって誰に対して喜びを与えているのかも、パーク内を歩けばすぐに分かることなので、モチベーションや、やりがいについても具体的に想像できました。

集まっている学生との価値観に大きな乖離があったからです。また会社側としても自己成長や個人の裁量について推す場面が多く、自分が考えているキャリア観と会社の提供できるキャリア観に相違がありました。自分自身もこの会社、社員と共に働いても活躍する姿が想像できなかったため、必然的に選考では合わないと判断されると感じました。

上がりませんでした。前に述べたように日系大手のインターンと比較して、他の学生とのキャリア観や価値観に大きな違いがあったためです。また勤務地が自身にとってネックであり、こうしたネックを超えられるほどのメリットをインターンからは感じることができませんでした。

有利になります。というのも選考直結であり、インターン参加がその先の選考に進める条件であることから、参加した時点で必然的に内定には有利に進んでいると言えるからです。

複数のインターンに参加した中で、広告代理店業界が志望業界になっていました。また広告業務の中で、マーケティングに対して興味を持ったため、ロレアルやUSJなど専門職採用がある企業に関しても志望するようになりました。また人という観点で、広告と商社は近い印象を持ち、総合商社についても志望業界の一つとして候補に挙がっていました。

外資系や専門職採用を採る企業などは志望から外れました。やりがいは確かに凄いものがあると思いますが、働く上では自分の特性と合う人と働かなければ大変だと思ったからです。やはり広告代理店や金融など、自分には日系大手の環境や人が合うのだと感じ、参加後はそのような企業や業界に焦点をあてて就職活動を行うようになりました。