【挑戦的な経営アドバイス】【21卒】ニトリの夏インターン体験記（文系/総合職）No.8686（立教大学/女性）（2020/2/17公開）

とりあえずインターンシップというものを経験したかったというのが本インターン参加の１番の動機。株式会社ニトリは比較的知名度が高い企業であり、インターンシップの学生による評価・満足度が高かったので応募した。

先着順での受付だったので、インターンシップの存在を知り即座に応募した。合同インターンシップ説明会で私はその詳しい応募方法を知ったが、既に埋まっていた日程も多かった。１dayインターンシップということもあり、日程自体は多く用意されていたように思う。

ビジネス・シミュレーションゲームでチームで優勝を目指せ

1日目にやったこと

まず、インターン担当者による企業理念、沿革についての説明があった。
その後に全チームでその結果を競うビジネス・シミュレーションゲームの実施が発表。
ニトリ流配転教育と流通システムを学びながら、カードを使った人生ゲームのようなもので擬似会社経営を行っていった。最後に、獲得ポイントが１番高かったチームが表彰された。

なし

経営が順調に進まない時に「サプライチェーンを最適化するべき」といった様々なアドバイスをいただいた。その中でも、「思い切って借金をして海外施策を打つべき」と言うのは挑戦的という意味で印象的であった。

初対面の学生といきなりチームを組んでゲームの結果を競うことになったので、自分の意見を説得力を含ませて話す上で意見が衝突しないように意識することに苦労した。正直学生のレベルもバラついていたのでそれぞれの状況理解のスピードが異なり、常に焦りを感じていた。

実際に企業がどのような業務をどのような計画のもと行なっているのかということを楽しく学ぶことができ、非常に良かったと思う。製造から物流IT小売までこなすニトリの幅広い職種について理解でき、他企業を見る際にもその知識を応用することができた。また、ゲーム中も社員の方々が積極的に様子を見にきてくださったので社員の方々の雰囲気というものも直接知ることができた。

企業理念など企業の基本的な情報を事前に知っておくだけでも、より熱心に取り組むことができたのではないかと思う。企業経営における用語も軽く見ておくと理解が追いつきやすかった。

ニトリ流配点教育（いわゆる人事異動）をゲームを通じて行なったので、人事部に所属しているような経験を得られたのではないかと思う。また、中長期目標も決定する場面があったので、経営者レベルの目線も体感することができた。しかし、一般的な事務や店頭販促、営業のような接客業種に近い経験はできなかった。

本選考を受けるにあたって学歴はあまり関係ないように感じたが、バイタリティが非常に求められるように感じたから。いかに企業理念に共感できるか+逆風の中でも諦めず主張・朝鮮し続けることができるか+繰り返される異動に順応できるかという点が重視されるような気がした。

インターンシップの内容自体は非常に面白かったが、繰り返される配転教育を自分が諦めず乗り越えていけるかという点が非常に不安に思った。同じ仕事を続けていたいとしてもその希望が通らずに土地勘がない地方の街へ飛ばされるという可能性は否定できず、なるべく転勤をしたくない身としてはマイナスポイントだった。

本インターンシップ参加者のみ、次のステップのインターンシップ選考に応募する権利を与えられた。先のステップに進めたとしたら、採用につながるような濃密なインターンシップを経験できると担当者が仰っていた。

エンターテインメント業界や化粧品業界のような競争率が高い業界をメインに業界研究を行なっていた。自分の好きなこと・やりたいことができる企業、それも大手企業と呼ばれるところばかりに着目していた。グループ会社はあまり注目していなかった。また、BtoBやITベンチャーなど比較的知名度が低い企業に関する情報は持っていなかった。

製造物流IT小売まで自社で行なっているニトリのインターンシップへ参加することで、自分の視野の狭さを痛感した。意識していなかった業界や業種についても業界研究をしたり、インターンシップ参加を検討するようになった。一方で、常に挑戦を求め続けられるような社風にはあまり自分は適していないのかもしれないと感じた。