- Q. 志望動機
- A.
独立行政法人国際協力機構(JICA)の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2019卒独立行政法人国際協力機構(JICA)のレポート
公開日:2018年11月20日
選考概要
- 年度
-
- 2019年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
国際協力に携わる団体は,JICAの他に,NGO団体,開発コンサル,建設コンサルなどがあります.これらの団体とJICAの違いを理解し,なぜJICAで働きたいと思うかを明確にしておくことが大切だと思います.
次に,OB訪問はしておいた方が良いと思います.OB訪問では,自分がJICAの面接に臨むにあたり足りない知識を補充してくれると思います.また,JICAに対する認識として間違っていれば,それを修正することも可能です.上記のようになぜJICAで働きたいかは聞かれると思うので,JICAに対する認識を誤っていると,門前払いの可能性があります.例えば,JICAの国際協力活動は,技術協力,有償・無償資金協力,その他といった形になります.しかし,これらがうまくいっているかについてマネージメントすることは業務内容に含まれますが,これらを実際に実行するのは開発コンサルであったり,NGO団体であったりすることが多いと思います.これらを混同していると,面接でうまく受け答えができないと思います.要するに,OB訪問をしてJICAの正しい認識をしておくに越したことはないということです.
また,JICAがどのように社会に貢献しているかを知っておくことも重要に思います.自分がJICAに入って何をしたいかは面接で聞かれる可能性が高いので,実際のJICAの活動をニュースで知っておくことも重要かと思います.私は,Googleニュースのカスタマイズ機能を使って,「JICA」や「国際協力機構」をキーワードに入れておき,2,3ヶ月の間はニュースをチェックするようにしていました.
以上,いろいろと述べましたが,JICAは日本で国際協力を行う独占的な団体と言ってもいいかもしれません.このため,JICAを正しく認識し,なぜ国際協力をJICAでしたいのかを明確にしておくと良いでしょう.
志望動機
ワールドワイドに社会貢献したいと思ったことと,防災や気候変動の研究をしていくうちに,海外に足を運んで日本のODAを運用する形で国際協力したいと思ったことを面接で説明しました.加えて,アフリカや東南アジアに旅行に行った際に,道路,上下水道などのインフラが整備されていないことや,衛生環境が整っていないことを痛感した体験についても話し,自分がそういった問題の解決に力を注ぎたいという話もしました.
他方,JICAは人事ローテーションがあることも考慮して,色々な課題をまんべんなく見て,地球の抱える問題を肌で感じ知りたいというのが大きな志望動機であることも話しました.
大学院を卒業する自分のこれまでの経験は,ロジカルシンキングなどの物の考え方を課題解決に役立てることができ,研究のフィールドで仕事をする方との連携もできることなどに活かされることなども志望動機に加えました.
1次面接 通過
- 実施時期
- 2018年06月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 20年目ぐらい
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
1次面接なので,聞かれたことにしっかり答えるという基本的なことが一番重要だと思います.JICAへの具体的なアピールは,2次面接以降で良いと思います.
面接の雰囲気
中間管理職といった雰囲気で,仕事ができそうなオーラは出ていた.緊張しないようにと優しい言葉とは裏腹に,テキパキとした感じもうかがえて,温厚という感じではなかった.個人的には話しやすいタイプであった.
1次面接で聞かれた質問と回答
学生時代に頑張ったことはなんですか.
学生時代は,スキーサークルの活動に没頭していました.スキーサークルでは,オフシーズンにバイトをしてシーズン中の活動資金を貯め,シーズンを迎えます.シーズン中はスキー場にある宿で住み込みバイトをしながら日中にスキーをする生活で心身ともに鍛えました.他方,サークル活動はシーズン途中で抜けることが許されず,疲れ果ててしまう部員もいます.スキー技術を磨くことに集中する一方で,3年生の主将になった時には,部員のモチベーション維持にも気配りしました.飲みに連れていき,悩みを聞いて,本人のやりたいこととサークル活動の両立ができるかを一緒に考えました.3年生の終わりに引退するのがサークルのきまりですが,中にはその後もスキー技術を磨く者もおり,充実した大学生活を送ることができます.私もその一人です.
JICAでどのような事業を行いたいか.
大学院での研究は,沿岸域を対象とした防災や気候変動の研究をしていました.なので,JICA入構以降もこれらに関係する事業をしてみたいとは思います.具体的には,ミクロネシア,メラネシア,ポリネシアに位置する海面上昇の影響を大きく受けるような国々で気候変動の事業に携わったり,近年東南アジアで猛威を振るう強度の高い台風に対する防災などにも携わりたいです.気候変動への対策は,将来に対する投資ですので,開発途上国は余裕がないように思います.このため,その対策の意義や必要性に関して開発途上国の方と一緒に考えながら乗り越えていけるようにJICAで尽力したいと思っています.ただし,入構以降の最初の10年間はいろいろな課題解決に従事したいという気持ちもあります.
最終面接 通過
- 実施時期
- 2018年06月
- 形式
- 学生1 面接官6
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 部長,役員クラス
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
聞かれたことに素直に答える.誠実さでもって対処する.最終面接だったので役員クラスの方々もいたが,物おじせずにこれまで同様の態度で面接に臨む.
面接の雰囲気
厳かな雰囲気.アイスブレイクはなかったように思う.面接前に,控え室にて,人事担当の方がアイスブレイクをしてくださった.
最終面接で聞かれた質問と回答
開発コンサル,建設コンサルではなくて,なぜJICAに入構しようと思ったのか.
開発コンサル,建設コンサルとJICAの違いはマネージメントする高さだと思います.JICAはODAを運用して,国際協力事業を立ち上げると思います.その具体的な内容を受注するのが開発コンサルであり建設コンサルだと思います.例えば,建設コンサルだからと言って,実際に工事をするわけではなく,またそこで雇われた人が工事するのであり,建設コンサルの方は現場監督のようなマネージメントを行うことになると思います.JICAはそれのさらに上のところに位置しており,事業がうまくいっているかをマネージメントするわけです.私はその高さから国際協力に貢献したいと思ったのであり,もっと現場に近づけば自分ならもっとこうして効率的に国際協力のマネージメントができたのにと思ってしまうだろうと思いました.だからJICAに入構しようと思いました.
人事ローテーションで,財務をさせられたりと自分の希望しない部署になることがあると思うが,大丈夫か.
基本的に,人事ローテーションをすることは組織を活性化する上で重要なことだと認識しています.私がOB訪問させていただいた方も,今企画部におり,開発途上国の有償資金協力に対する債務の取り立てをしたりする業務を行ったりしているとおっしゃっていました.また,それが自分の希望するような部署ではないこともおっしゃっていました.人事ローテーションする中で,このような希望しない部署に配属されることもあることは承知しており,JICAの醍醐味でもある海外事務所勤務などをしてプロジェクト形成を行ったりする上でも組織のあらゆることを理解しておくことが重要だと思っています.よって,組織の中であらゆる部署を経験することに異論はありません.
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
就活を止められるような言動は一切なかった.むしろ,他に気になっている企業があれば,受けるべきだというスタンスであった.また,内定承諾を急かすような言動も一切なかった.これは,JICAの大きな魅力の一つであると思う.
内定に必要なことは何だと思うか
JICAは日本で国際協力を独占的に扱う組織であると言ってよいと思う.国際協力のプロジェクト形成を行う組織であるといった方が語弊が少ないかもしれない.どの企業にも共通していることではあるが,JICAがどのような業務を行っているかをしっかりと理解しておかないといけないと思う.商社,銀行,証券,ゼネコン,IT企業といろいろとあるが,JICAの場合は上記のように独占的であるため,その業界への興味関心理由が重要になる.また,同じことをやっている団体が日本にはないので,JICAの行っている業務を正しく理解しているかは問われる.
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
私から見た内定者の雰囲気は,社交的で志が比較的高い学生に思う.あくが強いというタイプもあまり見かけない.また,しっかりと統計はとっていないが内定者は大きく以下の4つ,海外で産まれるまたは育つ,長期留学経験あり(学位をとる),大学で国際協力を専門としていた,その他のタイプに均等に分かれているように思う.その他に関しても,海外への興味関心,何かしらの海外での経験がある人が多く,やはりどうしても”海外”というのはキーワードになるように思う.もし,海外での経験が何もないとしたら,それでもJICAになぜ興味をもったのか,国際協力になぜ従事したいかはしっかりと考えておかなければならない.他方,JICAは多様性を重視している.世界中で働くことをオブリゲーションとしているので,常識にとらわれないことも重要である.よって,海外での経験からJICA入構を希望するといった自然な流れだけでなく,海外経験のない学生も必要とするはずである.
私に内定が出たのは,質問に対する的確な受け答え,また回答に筋が通っている,そしてそれらがJICA入構の動機として妥当であると思われたからだと思う.私の場合,JICA以外にあまり興味がなかったため,JICA用に用意した回答はなく,全て正直に答えることができた.これが内定を受けることができた最大の理由のように思う.他の企業と迷っている人であっても,JICAで働くことをしっかりとイメージして面接に臨むことをおすすめする.
内定したからこそ分かる選考の注意点
テキパキと仕事できるかというより,誠実かどうかというところの方が重要視されているような気がした.海外での仕事を課せられる企業としては総合商社などがあるが,JICAは税金を使って仕事をするので,そういった企業と比べると,フットワークの軽さなどより人としての土台などどっしりとした部分を問われていると思った.
内定後、社員や人事からのフォロー
海外渡航する機会に現地のJICA事務所の方と食事する機会を設けてくれたり,出張などで私の大学の近くに来ることがあれば夜に飲み会を開いてくれたりしていただいた.
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独立行政法人国際協力機構(JICA)の 会社情報
会社名 | 独立行政法人国際協力機構(JICA) |
---|---|
フリガナ | コクサイキョウリョクキコウ |
設立日 | 2003年10月 |
資本金 | 8兆3105億円 |
従業員数 | 1,942人 ※2021年1月末時点 |
売上高 | 4061億7196万6000円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 北岡 伸一 |
本社所在地 | 〒102-0084 東京都千代田区二番町5番地25 |
電話番号 | 03-5226-6660 |
採用URL | https://www.jica.go.jp/recruit/shokuin/ |