【リスクと積極性、短時間で決断】【20卒】東京ガスの夏インターン体験記（文系/2daysインターン）No.6726（一橋大学/男性）（2019/7/25公開）

自分が多くの人々のために貢献したいと考えていた事もあり、インフラ業界に興味を持っていた。その中で、家がオール電化ではなく、暖房も調理器具もガスである自分にとってガスは非常に不可欠なものであり、そのガスを「どう広めていくのか」ということに興味を持って参加しようと思った。

このインターンの参加可否は、エントリーシート1発で決まるものだった。そのため企業研究や過去のインターンシップの内容を分析したうえで、このインターンで何を学びたいか、ということをがっしりさせた。

東京ガスの事業説明/現場見学/ビジネスゲーム(海外案件の取引・投資を通じ利益を最大化せよ)

1日目にやったこと

1日目は午後からスタート。まずは東京ガスの事業内容についての説明があり、パンフレットに載っていない細かいところまで載っていた。先輩社員との座談会もあり、その内容をより深めるためのグループワークが用意されていた。

2日目にやったこと

午前中は現場見学。横浜ショールームもしくは磯子のLNG基地を見学した。自分は横浜ショールームで最新の製品を見学した。本社に戻ってきて、午後はビジネスゲーム。海外案件を舞台に、情勢が不透明な中で、取引、投資をチームごとに行って一番利益を残したチームが勝利するものだった。最後に修了証を頂いて終了。

人事部の社員

なし

ビジネスゲームにおいては「リスク」と「積極性」の両面が必要であり、なおかつそれを短時間でやっていくには優先事項を整理したうえで決めたら迷わず素早くやっていくことが重要である、ということがとても印象的だった。

ビジネスゲームは特に大変だった。リスクを恐れて投資しなくても、逆に投資しすぎてもまったく勝てない。そのため、どれだけ投資するか、また何を優先するか、短い設定時間の中でチーム皆で結論を出していくのがとても大変であり、結果を残すには相当な力が必要だと感じた。

インターンでは、選択制になってしまうが、一般の人では立ち入れないガス基地を見学することができる。また、ビジネスゲームを通じ、会社の経営や海外戦略などの重要性を感じることができ、より理解が深まる内容になっている。これらはやはりインターンに参加してみないとできないことだったから、大きな学びになった。

一回グループワークやグループディスカッションを他の会社の選考でやるとよいと思う。実践的なグループワークをやるため、経験があるのとないのとでは効果が違ってくるかもしれない。

様々な職種が東京ガスにはあるが、その中でも今最前線である「海外案件」の取引や投資について体験できたことで、取引、投資のイメージがついた。また、チームの中でリスクなどをわずかな時間で考えすぐに決めていく必要があるために、実際の会議の様子を思い浮かべることができた。

このインターンとは別に5日間のインターンもあり、こちらは更に内容が深まる綿密な内容で、こちらに参加している人の方がより理解している気がする。本選考の募集人数が少ないうえに、かつインターンが選考に特別に優遇されることはないため、内定が出るとはこれだけでは言い難い。

このインターンでは、単なる事業内容の説明だけではなく、実際の現地見学や、新施設投資、建設や海外投資などを舞台としてビジネスゲームまでも用意されていた。そのために、会社のやっている事業を大きく理解することができ、かつその面白さに触れることができたため、志望度は大きく上がった。

このインターン自体はとても内容が濃かったが、この2日間のインターン参加者は1回で40人、計300人弱もいる。そしてこれに参加した人専用のセミナーの招待はなく、狭き門である本選考での優遇もなかった。そのため、有利になることはあまりないと感じた。

インターン参加前は、とりあえずどんな人でも1度は関わる事になる、またいつも利用するようなインフラ系の大企業を見ていた。具体的には日本郵便、東京ガス、またJR各社などである。ただ、このインターンを通じては、海外案件や新規投資の面白さに触れることができた。そのため、インフラ等の中でも、海外案件や新規事業に特に力を入れ、日本の中でとどまらない企業を受けるようになった。

インターン前は、安定業界とされるインフラ業界では、あまり革新的な動きや、海外に行って投資や新規事業、海外でのビジネスなどにはあまり力を入れていないのでは、と思っていた。しかし今回のインターンでの、特にビジネスゲームを通じ、海外に力を入れており、またそれがゲーム形式で、海外により多く投資したチームほど優勢になったことから、海外の重要性を改めて感じ、同じインフラでも、より海外の仕事が多い企業を志すようになった。