最終面接
【面接タイプ】オンライン面接【実施場所】オンライン【会場到着から選考終了までの流れ】マイクロソフトteams上での面接であった【学生の人数】3人【面接官の人数】4人【面接官の肩書】各課の部長クラス【面接の雰囲気】結果的に最終面接ではあったが雰囲気は堅くなく、世間話の延長のようであった。誰かを落とすというよりも生徒の人となりを最終確認する程度の目的であるように感じた。【大学での研究についてお話してください】私は、現在微小試料に対する高温領域での絶対熱電能測定手法の確立に向けた研究を行なっております。絶対熱電能とは温度差で生じる起電力の大きさを表し、物質固有で温度依存性を示す物理量です。温度差から発電できるという点で次世代のクリーンエネルギーとして廃熱の有効利用への応用が期待されています。しかし、既存の測定機器では試料サイズや測定可能温度領域に制約があったため私は微小試料において高温領域で測定可能な装置の開発と精度評価を行なっています。図面を引き装置の製作、測定、精度の評価とやることが多いですが、その分非常にやりがいもあります。現状、1mmの試料で学内の機器での測定上限温度での測定に成功しています。今後は測定上限温度を拡張していけたらと考えています。【研究において壁にぶつかった経験があれば教えてください。】市販の測定機器でなく、自作しているためすべてが設計通りにいかないことです。設計上大体127℃までは耐えうる構造なはずなのですが、100℃を超えたあたりで異臭が発生し実験を中断せざるを得ないことがありました。結局この件は自分の設計したところ以外の場所に原因があったのですが、この経験から失敗しないように万全に体制を整えることも重要だが失敗が起きた時にどう対処するかの方がより実用的であると感じました。完璧な設計というのはほぼ不可能であり、誰もやったことがないからこそトライアンドエラーで研究を進める必要があると考えています。生産技術で新しい製造フローを考えるとき、トライアンドエラーでの構築になると思うのでまさにこの経験が活きると考えています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】研究に対する姿勢が評価されたように感じた。理系の採用ということもあり、主体的に研究活動に臨んでいるかが問われた。
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