【未来を創る挑戦】【17卒】大日本印刷の冬インターン体験記（事務職）No.327（横浜国立大学/男性）（2017/12/14公開）

もともと印刷に興味があること、合同企業説明会での社員の方の雰囲気に惹かれたという面が三割ほど。残り七割は有名かつ一定の人気を持つ企業のインターンに参加する学生がどのくらいのレベルであるのかを知り、勉強させてもらうことが目的であった。

合同企業説明会に行き個人的に質問や雑談をすることで、顔を覚えてもらい、また人事担当者の傾向を掴んだ。どの企業も新卒の人事採用担当者は多くないと考えられるので、個人的な接触が一定の効果を持つと推定している。

「未来の当たり前」をつくる、新規事業提案

1日目にやったこと

チームでの交流、軽いワークの後研究所見学をし、午後は短めのワークの後にDNPの歴史についての講義を行った。最後に次回までの宿題が発表された。

2日目にやったこと

メインのワークが発表された。テーマはDNPの既存事業をもとに、未来の当たり前を作る新規事業を提案するといったものであった。ワーク開始に先立ち、ビジネスモデルの考え方、ビジネス戦略について講義があった。

3日目にやったこと

追加ワークが発表された。テーマは前回までに考えた新規事業のプロモーション方法であった。午後は入社10年目ほどの社員4人に対してパワポにてプレゼンを行う形式であった。

C&I事業部（企画系）の入社10年目級の社員

記念品程度

　ワーク中、社員からのフィードバックはほとんど無かった。最後の発表においては、俯瞰的な発想に秀でていると評価を頂き、反面サービスの使用感、未来の社会状況予想におけるデータの量、サービスを普及させていく戦略など足下の視点が弱いと指摘され、勉強になった。

メンバーが、我が強い人と消極的な人で二分されていた。私ともう一人は我が強い方であったが、その間でワークの進め方に異論が生じた時や、仕事の割り振りを決めるときなど、実質考えて発信する人が二名しかいないため議論の煮詰まりや無駄な工程が多く、ワークを形にするまで苦労した。

「こうであってほしい」と「こうなる」は別であること。新規事業は未来の社会状況と未来におけるDNPの技術レベルを掛け合わせてアイデアを出すため、予想に予想を重ねたものが提案の立脚点となる。そのため未来予測の確度、どれだけ実際的なデータが用意できたかがそのまま説得力につながり、提案のクォリティとなることを学んだ。

企業HPに丁寧なサービス紹介が書いてあり、今後の展望や力を入れる事業分野についても説明があるので、あらかじめ頭に入れておくといいと思う。

実際のところ、働き始めて新規事業提案ワークのようなことをする確率は低いと思ったから。印刷営業であったり、広告提案であったり、イベント設営であったりより実際に近い業務が体感できればと思った。

　正確には「わからない」　今回のインターンは選別というよりは広く会社を知ってもらおうという雰囲気であり、企業側としても一定の能力、特徴を持った学生を評価したり、接触を強くしたりといった動きは見えず、薄く広く学生全体を評価しているようであった。個人的には社員の方から思考力と話し方に関して褒められたが、DNP全体としてどういったタイプを求めているかについては、はっきりとした認識を持てなかった。

すでに聞いていた話ではあったが、印刷業の売り上げが減少するなかで素材、広告業に進出する、という流れをインターンシップの中で強く感じ、個人的にはその領域にあまり関心を持てなかったため。それ以外にはマイナスの印象は無かったが、新しくプラスの印象を受けることも無かった。

特に本選考に関係する優先的な案内は無かった。また、3月以降も特別に選考についての案内が来たことはない。

具体的なモノ・サービスよりもそれを支える領域で働きたいという思いがあり、なるべく産業の根幹をと志向するなかで、インフラ系、化学素材メーカー、部品メーカー等を志望するようになりました。

正直な話、広告業にせよ化学素材業にせよ業界でのシェアがものを言うのではないかと考えた。また、福利厚生、給与といった働き方の面でも自分が考えているものと少し離れていると感じたので、この業界への志望度は以前よりも下がった。