22卒 本選考ES
陸上総合職
22卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
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Q.
卒業(ゼミ/研究)論文テーマ及び概要、またなぜそれを選んだのか教えてください。
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A.
卒業論文では、戦後台湾における建築家と建築産業の関連性を考察した。結論として、アメリカや日本に由来するセメント産業と、台湾伝統のレンガの造形とが融合し生まれた装飾付きセメントブロックが、それを用いる建築家の設計に影響を及ぼしたことを示した。研究の対象地域を台湾とした当初の動機は、私の○○が生まれ育った台湾について詳しく知りたいというものであった。その後台湾に複数回渡航し、現地の研究者と意見交換をする中で、台湾建築に対し民俗的な視点と工業的な視点の双方から研究を進めたいと考え、このテーマに至った。 続きを読む
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Q.
学業以外で最も力を入れた活動は何か教えてください。
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A.
海外諸国を旅することに熱中した。特に高校在学中に中国に短期留学をして以来、中国への渡航と中国語の習得は並行して力を入れた。旅は全て個人で手配したので、事前に念入りに準備をしても現地では思わぬトラブルが生じた。当初は落ち込むことも多かったが、次第にその状況を楽しみながら機転を効かせ解決する力がついた。 続きを読む
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Q.
志望業界・会社について教えてください。
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A.
技術者とユーザーの双方の視点から海上の建築とも言うべき船に関わることができ、かつ自らの努力や発想力によって生まれる船を通して世界全体の豊かさに貢献できるという点で、私は海運業の技術職を志望した。 続きを読む
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Q.
志望動機について教えてください。
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A.
私は、自らの作り出した形あるモノを通して、発展途上国を含めた世界全体の豊かな暮らしに貢献したいという願いがある。この想いは、学生時代にアジアや中南米の国々を多く旅し、現地の人々の暮らしに触れた経験に由来している。貴社の就活イベントに参加した際、海運の技術者として働くことで、自らがこれまで培ってきた建築に対する姿勢を活かしながら、世界中のより様々な属性の人の生活と産業を支えることができると感じた。海運をリードする存在であり、またFSRUやSOVなどの船舶による海洋事業を通しても主体的に世界各国の発展に貢献している貴社の一員として、行動力を活かし新たな需要に応える船舶の開発や建造に携わりたい。 続きを読む
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Q.
人生で最も大きな決断は何ですか。決断理由とその後の行動と共に教えてください。
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A.
私の人生における最も大きな決断は、2018年に初めて個展を開催したことである。それまでは旅行や留学で諸外国を訪問することはあっても、そこで得た経験をアウトプットすることはなかった。しかし、自らの視点や考えをより多くの人に向けて発表し批評を受けてみたいという考えから、大学2年生の時に写真展開催に向けた準備を始めた。幸い展示会場の審査に合格し、春休み中に初の作品展「萍逢鉄路」をソニーイメージングギャラリー銀座にて開催することができた。会期中の来訪者との対話からは、自らの旅や写真に関して新たな発見を得られただけでなく、その後の継続的な取材や発表の機会を得ることにも繋がった。さらに、自身の考えを他者に批評してもらうことでブラッシュアップするという姿勢は、その後の学業や研究でも活かせるものとなった。 続きを読む
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Q.
複雑な問題にぶつかって、その問題を解決した経験について教えてください。
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A.
2019年にカンボジア・シェムリアップでの防災まちづくりプロジェクトに参加した。これは歴史都市の景観や営みを維持しながら、火災時の安全を向上させるという取り組みであった。しかし私は、現地住民に防災を啓蒙する際の説得力に欠けるという問題に行き当たった。私は、この問題の原因を二つに分けて捉えた。一つ目はカンボジアの生活への理解の不足であり、この課題は現地に2週間滞在し、ヒアリングを重ねることで解消できた。二つ目は、プロジェクトに参加している他の防災専攻の学生と比べ、建築史専攻の自身は防災に関する知識が乏しいという点であった。そこで日本に帰国した際、プロジェクトの協賛企業を訪問し、自ら防災装置の操作講習を受けることで知見を蓄えた。その結果、現地住民に対してより積極的に働きかけられるようになった。 続きを読む
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Q.
設問6以外のエピソードにて、人と意見が一致しなかった時のあなたの行動(経験)について教えてください。 その際にどのように周囲を巻き込んだかについても記載ください。
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A.
大学建築学科では例年、学生有志による設計作品の展覧会が開催されている。私はこの展覧会の幹事を務めており、2020年春の展示に向けて準備を進めていた。しかしコロナ禍を受け、対面での展覧会開催は断念せざるを得なくなった。他の幹事は対面展示の利点を重視し、展覧会を無期限に延期するという意見であった。私はウェブ上での作品展開催を提案したが、当初は周囲からの同意は得られなかった。そこで自らウェブデザインを習得し、オンライン作品アーカイブの試作品を提示したところ、徐々に周囲の理解や協力を得られるようになり、ウェブ展示の在り方に関して積極的に発言し始める友人も現れた。最終的に、対面展示の利点である偶発的な作品との出会いをウェブ上でも実現するような、意欲的なオンライン作品アーカイブを完成させることができた。 続きを読む