私は、日本語や日本文化についてより深く学び、世界にその魅力を発信したいと考え、日本語専攻を選びました。
それ以前は海外旅行にも行ったことがないほど日本が好きで、ずっと日本で暮らしたいと考えていましたが、日本語専攻で学ぶうちに、他のものを知り比べることで初めて発見できることがあり、日本を深く知るためには、今まで当たり前であったことを客観的に捉えること、そして日本の外のことを学ぶことも不可欠であることがわかりました。
専攻では、留学生と多言語を学んできた日本人学生が集い、外国語や外国の文化と日本を比べ、様々な視点から日本について考えるという形式で授業が行われるのですが、そこで私はまっさらな心で自分以外の人の意見をよく聞き、想像することを心がけていました。異文化に出会ったとき、初めから自分の常識や価値観に当てはめて、正しくない、変だ、と考えるのではなく、まず相手の発言を純粋に受け止め、その背景や理由を考慮することで、様々な文化を知ると同時に自分の文化を客観的に見つめることもできました。そしてこのことは、留学生のチューターや、インドネシアでの活動の際にも積極的に実行し、多くの外国人と関わる上で大きな力となりましたし、日本人同士の人間関係にも役立っていると思います。
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