
23卒 本選考ES
記者部門
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Q.
記者をめざすきっかけや、記者になりたい理由は何ですか。
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A.
可視化されていない諸課題を、顕在化させる仕事がしたいから。私は、大学で上京し、地方間の社会経済格差に驚愕した。例えば、都市圏では中学受験が盛んなことを地元に住む親や友人は知らない。一方、長年私立教育を受けてきた都市圏出身の友人は、地方の教育資源・機会の乏しさが想像できないと言う。各地域に教育的メリットがあるのは勿論だが、人が多様な教育環境と選択肢の存在を知るのは重要と考える。特に社会経済格差や地域格差に関する教育関連記事が書きたいという気持ちが強い。次に、前職で政策のPR業務を担当していたものの、政策の良さが伝わらずもがいた経験をしたことも記者を目指すきっかけである。実際、丁寧な取材のもと、政策の利点を国民に分かりやすく伝えてくれるのは主に新聞社だった。記者自身が思う知っておくべきモノ・コトを幅広い層の読者に伝え、人の行動に変化を及ぼす力を持つ点に魅力を感じ、記者を志望している。 続きを読む
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Q.
朝日新聞社で働きたい理由は何ですか。
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A.
第一に、御社で働く記者の方々の自立性の高さに魅力を感じるからだ。御社のインターンシップに参加し、御社の各記者が持つそれぞれの知的・社会的関心が、独自性の高い記事を生み出し続けていることが分かった。記者個人にTwitterの実施を認めている自由度の高さも、個性が光る記事の執筆に繋がっていると思う。私も、自分の知的好奇心を起点として、社会に必要な記事を生み出してみたい。第二に、御社のデジタルコンテンツの充実により、記者の活躍の場が広がっていると感じるからだ。例えば、私は教育記事にダイレクトに触れることのできる朝日新聞EduAが好きだ。将来教育現場や研究者への取材や教育関連記事の執筆を希望しているが、このようなコンテンツを通じて記事が読者の目に触れやすくなることは、記者にとって大きなモチベーションになると思う。 続きを読む
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Q.
あなたのアピールポイントを教えてください(この数年で力を入れたことなど)。
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A.
決断力と行動力だ。大学院進学への挑戦がこれらを表していると思う。私は4年制大学の学部卒業後、3年間社会人を経験した。しかし、教育分野の専門性を磨くこと、学部生時代に就職活動などで十分にやりきれなかった研究を完遂させることを目的として、在職中に大学院を受験した。周囲には、私が公務員という「安定した身分」を辞すことを憂慮する人もいたが、大学院で学ぶ全てがより良い将来に繋がると信じ、進学に踏み切った。進学を決断した時期はコロナ禍で、職場も混乱していた。しかし、仕事がどれだけ忙しくても、平日は出勤前の2時間、休日は10時間の受験勉強を3ヶ月続け、無事合格することができた。以上のように、やりたいことのために自分で決断し、目的達成に向け時間を見つけ努力すること、自分のコンフォートゾーンを出て挑戦し続けることで、自分の力を更新してきた点はアピールポイントと言える。 続きを読む
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Q.
2021年1月以降に朝日新聞や朝日新聞デジタルで掲載された記事、写真・映像で、評価するものをあげて、その理由を教えてください。
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A.
「虐待受けた18歳を救えない国 『大学はぜいたくか』生活保護を問う」(2021年10月20日(水)10:00、朝日新聞デジタル)。まず、タイトルが読者を引きつける。この約30文字を読めば、生活保護と虐待被害者の大学進学に深刻な問題が存在していることが明確に分かる。また、被害者側の○○さんに加え、多くの支援経験を持つ○○さんからのコメントが読めたのも参考になった。○○さんの実体験の凄惨さは問題解決の緊急性を感じさせるし、○○さんの客観的な視点からは、他の子どもの例やセーフティーネットの穴の実態を理解することができた。記事を読んだ読者がすぐに署名を行える作りになっているのも面白い。 続きを読む
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Q.
これまでの人生でどんな困難に直面しましたか。また、それをどうやって乗り越えましたか。
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A.
大学で英語が苦手だったこと。仏語漬けの高校生活を送り、高3では英語の授業が0時間だったこともあり、大学入学時の私の英語力はかなり低かった。周囲には英語が母語・ビジネスレベルの学生も多く、とても焦った。英語力が無ければ仏語力は意味を持たない、と自分を奮い立たせ、平日に仏語の課題を終わらせ、週末や電車乗車中等の隙間時間は英語学習に費やした。本業の仏語学習との両立は難しく、時間を確保できないこともあった。しかし、努力の結果、現在はTOEIC935、TOEFL(iBT)82に到達している。これを通じて、以前よりも英語力に自信を持つことができ、前職では国際業務に立候補する等の行動に繋がった。 続きを読む
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Q.
あなた自身の好きなところと、好きでないところは何ですか。
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A.
私は、人の良い面を見つけることが得意であり、これが自分の好きなところだ。また、次にいつ伝えられるかわからないので、良いと思った点はその人にすぐに伝えるようにしている。私の発言により周囲の人が喜んでくれるのがとても嬉しく、他人と自分を同時に救うことのできる長所だと思う。一方、色々なモノ・コト・ヒトに興味を持ちすぎるところは好きでない。例えば、現在私は比較教育学を専攻しているが、勉強していると、関連する多様な分野に関心が出てくる。興味のある全ての事柄について深く知ることができれば良いが、どうしても知識が浅くなってしまいがちだ。ミクロに専門性を高めることに集中し続けたいと思うことが良くある。 続きを読む