
19卒 本選考ES
記者部門

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Q.
記者になりたいと思ったきっかけ
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A.
教科書に載らない歴史を記録し発信できる人になりたいと考えたからです。私の夢は日本史の教員になることでした。「人間の過去の過ちを教え、それを繰り返さないようなにする」一助になれたらと考えていました。しかし大学3年生の時に行った福岡市での屋台取材がその考えを変えました。屋台に渦巻く屋台経営者や常連客の不満を聞く中で、名もなき「市井」の声、価値観も歴史を形作っているものの1つだと気づきました。▽今までの22年間で学んできた歴史は、著名人や教科書に載る、いわば「歴史の本流」です。その裏では注目されずとも懸命に生きる人の営みがあるということを、屋台の取材を通し、「現場」を見ることで知りました。そして現場に行かなければ知ることができない「真実」を記録し、後世に残す使命を担いたいと考え記者を志望するようになりました。 続きを読む
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Q.
なぜ朝日新聞か
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A.
苦しむ人の声を様々な角度から拾い、問題提起する報道姿勢に共感をしたからです。奨学金破産の問題などの身近な問題でありながら報道が少なかったものを率先して大きく報じる点に貴社の魅力を感じました。また「耕論」や「フォーラム」などで読者や識者の声も拾うことで、意見の多様性を尊重している点も貴社の魅力だと思います。私も貴社で、声を上げられず苦しんでいる人の声を拾って報道し、問題提起できる記者になりたいです。 続きを読む
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Q.
あなたの個性やアピールポイントなどを、ここ数年力をいれたことを例にして教えてください。またそれがどのように仕事に活かせるのかも含めて教えてください
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A.
私の長所は逆境に立ち向かい、目標に向かってやり抜く強い意志です。私は高校と大学で競歩に打ち込み、「日本選手権出場」を目標に練習に励みました。しかし、大学で競歩を続ける上で私の障害となったのが、0歳の頃から患っているアトピー性皮膚炎でした。練習中、激しい痒みが原因で、競歩において失格の有無も左右する非常に重要な「歩型」が崩れ、時には練習を中断しなければならないほどでした。私がこの状況を練習メニューの組み方を変えることで乗り切りました。夏場、気温が高くなる時期は高校時代のように短い距離の練習(月間約250km)、気温が下がる時期に長い距離(月間約400km)の練習と、時期によって練習の距離を変えましたこの自分の身体的ハンデに合わせた練習で、目標の日本選手権に出場することができました。この意志の強さを武器にして、ネタが取れるまで絶対に引き下がらず、取材を止めない記者を目指します。 続きを読む
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Q.
朝日新聞の最近の記事(紙面、デジタル)の中で評価するものとしないものを具体的な記事を挙げて教えてください
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A.
2018年2月12日の「奨学金破産」の記事です。奨学金を返せず自己破産した結果、両親や親戚にまで破産が連鎖する様子が書かれています。私自身の学生であることから身近ながら報道されていないと感じていた問題にも焦点を当てて報道していた点を評価しました。評価しない記事は2月19日の日本選手権男子20キロ競歩の結果に関する記事です。記事を読んでも、レース内容が全く伝わってきませんでした。例えば1~3位の選手に警告が出ていたことがレースにどう影響したかを私なら取り上げます。マイナー競技であるため、他の競技以上に詳しく伝えることが競技の普及や理解の向上に繋がると考えられるため詳細に説明するべきだと思います。 続きを読む
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Q.
朝日新聞はデジタル報道に力を入れています。この取り組みに生かせるあなたのアイデア・経験・技能があれば教えてください。
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A.
朝日新聞デジタルの記事の指定した部分を消して暗記カードのようにするべきだと感じました。私は新聞社を目指す中で時事問題の対策をしてきましたが、新聞紙では勉強をするにはどうしても不便でした。なので、気になった記事を保存する機能と合わせて、自分で記事の隠したい部分を隠せるようにすれば良いと思います。時事問題対策が必要な就活生や高校生や中学生が新聞に親しむきっかけになるはずです。 続きを読む
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Q.
自分自身の好きなところ嫌いなところ
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A.
好きなところはニッチなことに興味を持ち、熱中できることです。高校時代に部員の誰もやりたがらなかった競歩に目を付け、全国大会に2度出場しました。嫌いなところは熱中すると周りが見えなくなってしまうところです。高校時代は競歩に熱中しすぎてしまい、学業に時間を割く時間を上手く捻出できませんでした。そこで大学時代はその教訓を元に文武両道に努め、学年上位3%の成績優秀者への給付型奨学金を大学から頂けました。 続きを読む
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Q.
今までで一番つらかったこと、またそれをどのようにして乗り越えたか
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A.
アトピー性皮膚炎が原因で体調を崩したことです。人生で初めて「痒さ」で寝られず、不眠に陥りました。結果的に薬で回復はしたものの改めて自らの病気の恐ろしさを知りました。同時に患者と一般人の病気に対する認識の乖離も目の当たりにしました。この経験を境に「患者の痛みに寄り添える医療報道に携われる記者」を目指すようになり、辛かった日々も前向きに捉えて、未来へ一歩進む糧になっています。 続きを読む
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Q.
最近感動したことはなんですか?
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A.
福岡市の屋台で常連客の男性に厳しい言葉をかけて頂いたことです。彼は会って数十分の私の就職活動の悩みを親身になって聞いてくれました。福岡市の人の温かみに改めて触れることができました。 続きを読む