20卒 本選考ES
記者
20卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
記者を目指すきっかけ、どんな記者になりたいか
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A.
「冒険がしたい」そう思い立って昨年中国に留学した結果、「世の中にまだ知られていない事実を伝えたい」「記者として駆けずり回りたい」という自分の欲求に気づいた。▽渡航前に持っていた「ハイテク中国」のイメージと、現実の中国に齟齬を実感したからだ。もちろんスマホ決済や顔認証などの進んだ側面は多く、便利な社会だった。しかし、電子機器を使えない老人が何時間も切符売り場で並んでいたり、私にウイグル語を教えてくれたウイグル族の友人が「検閲されてるから、教わったことは絶対にネットに書かないで」」と懇願してくるなど、手放しで賞賛できる社会ではない。▽入社した暁には、外信部で中国のいい面も悪い面も、語学力を活かして伝えたい。また、外信部のほかに社会部に所属し、事件現場を駆けずり回りながらいち早くニュースを発信し、被害者や被災者に寄り添う記事を書きたい。 続きを読む
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Q.
朝日新聞に入りたい理由
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A.
私のなりたい記者像は貴社の報道姿勢と一致している。例えば貴社の習近平政権の言論統制を伝える記事では、SNS規制などの表面的な事だけではなく、とある中国人記者の人生を紹介する形を取っていた。連載の「地球を食べる」でも、ローカル店に集う現地の人々の目線を忘れない。私はただ事実をなぞるだけではなく、貴社のような人に寄り添った記事が書きたい。このように、朝日新聞なら私の理想とする記者として働けると感じた。 続きを読む
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Q.
あなたのアピールポイント、記者にどういかすか
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A.
探求心と「とりあえず行ってみる」の精神は誰にも負けない。▽満州国への興味から中国〇〇大学に留学したいと思ったが、交換留学先の提携がなかった。そのため直接行きたい大学にメールし、個人留学を受け入れてもらった。留学中は非公開の史跡をどうしても見たかったので、警備員に交渉して特別に参観させてもらった。▽また、北朝鮮、ロシア、モンゴル、ミャンマーとの国境地帯や新疆ウイグル自治区も訪問した。道中で軍人に職務質問やスマホチェックをされたこともあったが、逆に彼らと仲良くなって近所でおススメの食堂を教えてもらった。▽上記のような探究心と興味を持ったら「とりあえず行ってみる」の精神、そしてそれを実現するための交渉力は、ひるむことなく取材に飛び込み、収穫があるまで粘る記者になるために必要なものだろう。 続きを読む
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Q.
若者にニュースに関心をもってもらうには
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A.
若者はニュースを見ないわけではない。ただ、紙面からSNS上で興味を持った記事にアクセスして見る、という形にシフトしているのは確かだ。そのため、例えば中国のハイテク技術を追った記事を一覧で見られるようにするなど、カテゴリ分けを細分化すべきだ。そうすれば一つの記事で終わらず、一つの記事から派生して複数の記事をチェックしたくなるだろう。 続きを読む
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Q.
2018年1月以降に朝日新聞や朝日新聞デジタルで掲載された記事、写真・映像で、評価するものと評価しないものをそれぞれあげて、その理由を教えてください。
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A.
「特派員リポート」がどれも面白くて読みたくなる。特に2018/4/11「豚もニワトリものせて 四川省の山あい、列車で9時間」は現地特派員だからこそ書ける、中国四川省の鉄道と少数民族の密接な関係を丁寧に描いている。この記事を読んで興味を持ち、実際に私も同じ鉄道に乗ってしまったほどだ。一方で、評価しないのは2018/5/6「トランプ氏ツイートで株価下落 中国市場、人民元売りも」だ。当局の規制によりトランプのツイートを中国メディアがほとんど報道しなかった、という内容に疑問がある。当記事掲載の数時間前の時点でテレビ局系メディアが報じており、記事掲載の2時間後に共産党系の環球時報でも報じられている。 続きを読む
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Q.
あなた自身の好きなところ、好きでないところ
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A.
好きなところは意外と度胸があり好奇心旺盛なところ。小学生のころから、「触ってみなければ本当に熱いかはわからない」と熱いやかんに触り、火傷していたほど。好きではないところは、少し八方美人なところ。話す相手によって自分を変えがち。洋楽好き、アニメオタク、肉食系女子、恋愛奥手女子など、相手のタイプによってそれに合わせた自分を出すことがある。好きではないが、記者の仕事なら逆に役立つかもしれないと思う。 続きを読む
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Q.
いままでで一番つらかったこと、どう乗り越えたか
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A.
15歳の頃側湾症という背骨が曲がる病気にかかり、その治療法を巡り父と対立した。父は心配のあまりネットに書いてあった整体や体操を勧めてきたが、一向に、焦りと不安に苛まれた。そこで大学病院の専門医に相談したところ、「整体などでは絶対に治らない」と丁寧に説明してもらった。このときに情報の取捨選択の重要性を実感し、それ以降は情報源を調べ、チェックすることを大切にしている。 続きを読む
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Q.
生きていくうえで大切にしたいと思っていること
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A.
記者の姉のように「今が一番人生で楽しい」と胸を張って言えるような生活を送ること。しばしば「学生のうちが華だ、遊んどきな」というアドバイスを社会人になった同期から受けるが、精一杯社会人人生を楽しみたい。 続きを読む