【学生の人数】1人【面接官の人数】5人【面接官の肩書】大和工業、ヤマトスチール、大和軌道製造の社長/常務/人事部長【面接の雰囲気】かなり厳格で、部屋も狭いために緊張した。社長は物腰柔らかにしようという雰囲気は伝わってきたがストレートな口調のためかなりひるんだ。【専門内容はどこに活かせると思いますか?】2つあると考えています。1つ目は鉄の組成比や表面物性についての考察です。2つ目は研究で身に付けた仮説検証の手法です。といったように考えながらしどろもどろにしゃべると社長の一人から「酸化還元反応とかですよね?」とフォローを頂いた。少しこの質問を機にリズムを崩されたように思う。技術系総合職ゆえに文系出身者じゃあまり聞かれない質問が飛んでくるケースがあると学べた。就活コラムだけでなく理系の先輩や同期から積極的に情報をもらうことが大事だと思った。こういった手の質問には研究レベルの細かさで間違い一つなく話すところよりも高校化学のような相手に分かりやすく伝えることが大切だと思った。理系院生だと文系学部生よりも圧倒的に専門性と業務発揮の関係性を聞かれる質問が多いので、どんな面接においてもその観点で1つか2つ考えることが必要。(だいたい自分が普段意識している仮説検証とか調査の話に繋げると勝手に納得してくれる気がする)【最近気になるニュースを教えてください。】センター試験廃止についてのニュースです。今まで驚異的な精巧さで受験生の学力をはかっていた試験が廃止されることで適切な学力の生徒を適切な大学に配置できなくなり、結果として日本の総合的なアカデミックの戦力が減少するのではないかと危惧しております。このニュースを口にしたときにしまったと思った。鉄鋼業界が社長の面接なのに教育の話をしてしまった。今もう一回面接を受けるとするならば、日本製鉄の呉製鉄所の廃止に伴う伝統文化の衰退、中国鉄の廉価販売によるシェア減少の危険性など業界理解を示すべきだと思った。また、近年のIoT、DX需要に伴い通信器具に使われる鉄の需要としてどのようなものがあげられるかを答え、大和工業のシェア拡大に既に意識を走らせているということをアピールするだろう。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】役員面接なので、これからのことを聞く質問がほとんどだった。過去の話はしっかりできたものの、具体的な未来の話について話し込むことができなかったのが不合格の原因だととらえている。
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