【夢を共に実現、世界を豊かに】【17卒】ニトリの本選考体験記 No.2151（北星学園大学/）（2017/6/13公開）

志望動機も大切だが、やはり一人ひとりの個性を評価していると感じた。企業側は、採用活動でたくさんの学生を評価し、企業の求める人材像にマッチングするものが基本的に採用となる。そのうえで重要なのが就活生の目で見てわかることではなく、内面であると思う。ニトリの面接では、面接官のフィードバックやアドバイスが面接の後半で行われる、私は人の話を聞くこと、そこから何らかの学びを得ることを心掛けているので、苦ではないが、人によっては話を聞く時間が長すぎると感じることもあるだろう。そういった相手の話を聞く態度、忍耐力も評価内容に入っていたのだと思う。

事前に提出するキャリアプランシートとESに沿って、基本的な質問をされる。その後各話題を深掘りされる。後半は面接官からフィードバックとアドバイスを頂いた。

学生時代頑張ったことは何ですか。

学生時代頑張ったこととして、自分の夢の実現のために日々努力、挑戦していった話をした。私は入学時より海外留学に興味があり、大学時代に自己のスキルアップや異文化理解を深める目的で留学を目指していました。英文科ということもあり、当初は英語圏にあこがれていました。しかし、将来海外で活躍をしたいというぼやっとした夢があり、その条件として英語が話せることが求められると思います。では、ほかに自分はアピールできるポイントはあるかと考えたときに、特に見つからず、だったら自分の付加価値を更に想像できるように新たな挑戦をしようと思い、台湾で中国語を学ぶことを決意しました。家庭の経済的な状況を考慮すると、親のサポートはあまり期待できないと考え、入学後よりひたすらアルバイトをし、お金を貯めて、最も経済的な大学の派遣留学制度を利用し、1年間の台湾留学をすることができました。結果1年後英語だけでなく、中国語も日常会話では問題なく話せるようになり、今後更なる期待が抱かれている中華圏へ目を向けるようにもなりました。

今までの失敗経験は何ですか。

私は大学受験に失敗をしました。しかし、第一志望への進学が諦めきれずにいました。家庭の経済的には予備校へ通う余裕もなく、浪人するつもりはありませんでした。そんな時に、自力で志望校への進学方法を調べ上げ、編入学制度を知りました。最も近い方法として、同大学の短期大学部からの推薦編入学がありました。私はすぐに短期大学部への受験を決め、高校卒業後、編入学を第一の目標とし、2年間短期大学部で日々学業に励みました。結果、努力が実り念願の第一志望へ推薦編入学ができました。

キャリアプランに書いていた目標や目的があいまいだったことが指摘されたので、目的のための目標と言葉の再確認をし、もう一度最終面接に向けてキャリアプランシートの書き直しをさせていただけるようお願いしました。こうした人の意見を素直に受け止め、積極的に改善していこうという姿勢も評価ポイントであると思います。

一次面接とほとんど同じ内容でした。内容としては学生時代頑張ったこと、志望動機、ニトリでやりたいことなど。

学生時代頑張ったことは何ですか。

学生時代力を入れたことに関しては、アルバイトの話をした。私はこれまで多くのアルバイトを経験してきました。その中で印象に残ったのが家電量販店での家電販売員のアルバイトです。開始当初、担当社員さんへご挨拶に行った際、付き添いの派遣会社の方が「この子大丈夫かよ？」と苦笑いされているのを見かけました。私はこの際絶対にここで優秀な成績を収めて、信頼を勝ち取ろうと決めました。そのために行ったことは、販売台数を増やすため、知識の増強だけでなく、先輩販売員やプロのスタッフの売り方や説明方法から学んだり、何冊もの販売に関する本を読み更なるスキルアップを目指しました。結果、販売の目標台数を軽く超えられるようになり、いつしか社員さんからも「吉田さんはここに何年もいるように感じる」とまで言われるようになり、まだまだ改善点はたくさんあるが、目標は達成できたのだと感じました。

志望動機を教えてください。

私が御社を志望した主な理由は、私が働く上での目的が御社で実現できると確信したからです。私は仕事を通じて世界中の人々の生活を豊かにしたいという夢があります。これは御社のロマンに共通するものであると思います。日本国内でニトリ社員としての基盤を磨き、日々ロマン実現のために仕事を完璧にこなし、改善できる点は改善をし、配転教育を通し多くの経験、知識を培いたいです。そして将来的には海外で店舗開発や、商品開発のマーチャンダイザーとしての仕事もしてみたいと考えています。

ほとんどが私に関する質問でした。たくさんの質問をされた私としては、ここまで聞いてきた面接官は今までになく、「就活生自身の内面を重視し、ここまで丁寧に面接を行っているんだ」と思いました。たくさんの準備をしてきた就活生にとって、これほど喜ばしいことは無いと心から思いました。こうした面も、ニトリに決めた理由の一つであると思います。

ESやキャリアプランシートに沿うというよりは、主に私自身について質問されました。あなた自身についてもっと知りたいといわれました。

あなた自身のことをもっと知りたいです。

私の経験した辛い過去に関して話しました。父が学生時代にうつ病になり、会社を休みました。毎週精神病院に通う日々を過ごしていました。母や兄弟は父に失望し、文句ばかり言うようになってしまいました。私は「このままでは家庭崩壊してしまう」と考え、まずは一般的な考え方にとらわれず、父の立場でも物事を考えてみようと考えました。その後、できる限り父への配慮と、家族間のコミュニケーションを増やそうと心がけ、父の社会復帰も少しずつ見えてきました。この経験から問題解決には、片方の主張に流されず、両サイドの主張に耳を傾けることの重要性を学びました。そして現状の打開だけを目的にせず、今後の関係向上もしっかりと考えて行動していくことが大切だと感じました。

学生時代頑張ったことは何ですか。

1次、2次面接でも聞かれた内容ではあるが、常に新しい情報を伝えたかったので、夏に行った高校での教育実習の話をしました。私は大学入学時より、母校で英語教師として教育実習に参加したいと思っていました。それは母校には尊敬する英語教師が数名おり、教育業界にも興味があったからです。今まで模擬授業等、大勢を前に授業を行ったことがなかった私は、担当教員になってくださった恩師の身体全身で楽しみながら学ぶ英語の授業を参考に、初めての授業を経験しました。もちろん改善すべき点はたくさんあり、日々恩師からのフィードバックとアドバイスを基に改善を心がけました。先生の仕事は想像以上に過酷なもので、授業だけでなく、テストの準備や採点、分掌の仕事、部活動と多岐にわたります。今まで生徒として当たり前のように授業を受けていた私は、こうした先生方の努力を目の当たりにして、非常に感謝の気持ちが芽生えました。当然のように日々受けているものはたくさんあると思いますが、それぞれに人々の影の努力が隠れており、それらを今後より一層感謝しながら生活していきたいと思うようになりました。