21卒 インターンES
総合職(編集・冬インターン)
21卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
最近一番腹が立ったこと
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A.
私の将来の夢に対し,母が茶々を入れてくることが真剣に不快だ。その夢とは,出版社で文芸編集者として働き,文字情報から人間が何かを想像する行為の豊かさを社会に問うことである。これに対し,狭き門である出版社への幻想を捨て,とりあえず名の通るようなメーカーへの就職を根拠無くゴリ押ししてくるのだ。さらには,今まで無関心を装っていたくせに最近では保護者向けの就職説明会へも足繁く通うようになり,登壇者であろう現4年生のことをべた褒めし,子供である私が如何に就職戦線で勝ち残っていけない人材であるかを夕飯時に滔々と話し続けるようにもなった。その間,居眠りをする祖母の無関心さよ。我が子のことを貶すことは自分の遺伝子に自信がないことの裏返しでもあり,やや哀れにも感じるのだが,文章を綴っている今この瞬間も,何に向けたものか分からない涙がこみ上げてきて,それに対してすらも怒りを覚えざるを得ないのが現段階の私である。 続きを読む
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Q.
最近,心を動かされたこと
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A.
天王洲アイルで開催されていた「マドモアゼル プリヴェ展」での会場内の演出に心を鷲掴みにされた。ガブリエル シャネルが生み出したオートクチュールの世界観と,鼻腔をくすぐるシャネル N°5の香りに酔いしれながら,繊細なデザインに秘められた魅力と個々のカラーに込められた想いを目,耳,鼻をフル活用しながら堪能できた。出口で「ギフトをお渡ししております」という言葉と共にオリジナルポーチが手渡された時,展示会場に行こうと決めた瞬間から自宅に戻るまでの一貫した行程全てが,壮大な旅のように感じられ,爽快な気分で暫くの間,眼前の運河を眺めてしまった。シャネルの懊悩を描いたムービーも鑑賞し,ファッションは単なる衣として存在するのではなく,それを包括するブランドの歴史や人格がどのような形で社会に受け入れられるかが,その世界観に大きく寄与していることを実感した。月曜の夜から贅沢三昧の時間を過ごすことができた。 続きを読む