16卒 本選考ES
総合職、
16卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
①あなたが働く場としてNHKを志望した理由と、NHKでやってみたい仕事を述べてください。(手書きA4で8行)
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A.
テレビを通して溢れる情報をキュレーションし、「彩り溢れる知らない世界」に触れることで感じるワクワク感と、人生の選択肢が広がる体験をより多くの人々に届ける仕事がしたいと思い貴社を志望した。四国の片田舎の小さな酒屋で育った私は、知らない大人(=お客さん)がどんどん出入りするお店で店番することが大好きで、その後も中高・大学・留学先と「知らないこと」が多そうな土地を選び学ぶことで、自分の世界が広がると同時に、様々な生き方を選択できるという事実を知った。「教育番組=NHK」という視聴者からの厚い信頼と、質の高いコンテンツ制作を積み重ねてきた教育・教養部門で、「バリバラ」のような“生き方”の彩りから「シャキーン」のような“発想”の彩り溢れる番組まで制作し、幼少期から知らない世界に好奇心で胸を弾ませながら飛び込む体験を後押ししたい一心だ。 続きを読む
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Q.
②「NHKのニュースあるいは番組」について考えていることを具体的に述べてください。(番組の批評・感想でも結構です)(手書きA4で6行)
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A.
完成していないものを放送する、という逆転発想が新鮮だった。私は実際に審査員としてジャッジに参加したが、視聴者参加型の生放送ということで、番組が身近に感じ緊張とワクワク感が高まった。インフルエンサーのコメントは時に厳しいが的確であり、企画を見る上で注目すべき点が勉強できる面白い番組だった。ひとつ改良点を挙げるなら、企画者のプレゼンの際企画意図が熱く語られたが、その企画の「どこが、どういう点で、Eテレの地平を切り開くのか」という、この番組の主旨となる具体的なコメントがなかったことである。企画の「説得力」は、ジャッジをする上で必要な要素だ。 続きを読む
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Q.
③学生時代に取り組んだことや、あなた自身について述べてください。(手書きA4で8行)
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A.
「目標」と「期間」を明確化するという一貫した姿勢で、様々な活動に取り組んできた。1年は中国語学習、2年は発達障害者支援NPOと出版サークル、3年はアイルランド留学、そして現在はゼミ活動である。これら大学時代の取り組みを通して自分には2つの体質があることがわかる。普段接する機会の少ない人たちとの出会いを求め挑戦した留学やNPOからは、「知らない世界があると1人でも物怖じせずワクワクしながら飛びこむ覗き見体質」、企画・制作を行う出版サークルやゼミからは、「モノづくりを好み、チームで進めることに喜びを感じる体質」であることがわかる。個人・グループ両方で目標を掲げて達成することにやりがいを感じており、個人では好奇心と粘り強さを発揮し、グループワークでは“今自分に適切な役割は何か”を常に考え行動できる。 続きを読む
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Q.
④最近関心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの考えを述べてください。(手書きA4で10行)
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A.
LGBT理解の加速化だ。興味を持つきっかけになった主な出来事は今年4月に渋谷区で施行された「パートナーシップ条例」と、5月にアイルランドの国民投票で同性婚が合法化されたことである。この2つのニュースから、LGBTの社会的理解は、多様な生き方が混在する身近な渋谷という街だけでなく、厳格なカトリックを信仰するアイルランドにも広がっていることに、性的マイノリティというテーマが今まさに時代のうねりの真っ只中にいることを実感した。LGBT理解の気運の高まりの一助となったもののひとつに、ソーシャルメディアが挙げられると考える。LGBTのような、「見た目だけではわからない」という事実と、「公の場で打ち明けることに気後れする」という風潮の中で、彼らが仲間や応援者を募る場としてソーシャルメディアは好相性である。同性婚への反対意見(子どもの権利など)も多く挙げられる中、社会が今後LGBTをどのように取り上げていくのかをアンテナを張って追っていきたい。 続きを読む
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Q.
⑤「私はこうして”壁”を乗り越えた」をテーマに、あなたの体験に即して述べてください。(手書きA4で10行)
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A.
私がぶつかった大きな壁は、学部3年時の留学先でのディスカッションの授業だ。議題に対して“すぐに”挙手し活発な意見を交わす欧州出身のクラスメイトの傍らで消極的な私は、自分の「意見の“瞬発力”」の欠如を痛感した。日本にいた当時「どちらでも」という言葉を多用していたことが、この瞬発力の欠如の原因である。克服に向けて私は、様々な事象に「YESかNOの意見を持つこと」を徹底した。毎日朝夕アイルランド国営放送のニュースを見て自問自答したり、友達と授業よりも身近な話題で討論したり、近所のアイリッシュパブに通いお喋り好きのアイリッシュたちの会話のテンポを盗もうと耳を傾けたりした。最初は大の苦手だったこの授業を通して学んだことは2つ。1つ目は、発言できるのは英語が流暢な人だからでなく、自分の意見を持っている人だということ。2つ目は、自分の意見を持つためには、どんな事象も自分ごとと捉え、対岸の火事だと思わないことだ。今でも「YES、NO」を持つ練習を続け、「どちらでも」でない自分の意見を持つ楽しさを感じて、ゼミなどでも積極的に発言している。 続きを読む
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Q.
⑥自由記述欄(あなたの意見・考えや自己PRなどを自由に述べてください)(手書きA4で7行)
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A.
上記に書ききれなかった貴社を志望する理由の一つに、「地方に密着した番組制作ができること」がある。私には、地方—東京—海外を経験したからこそ見える地方の魅力や課題がある。地域を元気にするために、地域に住み密着しながら、これまで多くのメディアが取り上げてきた観光や特産紹介中心から “人”の“暮らし方”に焦点を当てた、地域に人が「訪れる」よりも「住む」ことを後押しする番組を制作したい。また、メディアアートに関連した作品を制作するゼミで、高い技術力を持つわけでもない私が率先して行ってきたことは“企画を発案し、他の技術力のあるゼミ生に協力を頼み、仲介や調整をしながら制作を進めること”であり、そこに楽しみを感じている。私が達成したいことと、私の長所が活かせること、双方を実現できる場所が貴社のディレクターという仕事であると強く感じている。 続きを読む