20卒 本選考ES
研究職
20卒 | 東邦大学大学院 | 男性
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Q.
自己PR
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A.
私は常に物事を客観的にとらえ、全体を把握、理解し行動できます。研究部内の各チームに所属している学生はミーティング内での発言力の無さや学生間の繋がりが希薄であると感じた為、自分の立ち位置を理解し解決策を講じました。教本に書かれている内容を学生がパワーポイントにまとめ週1で発表し、ディスカッション形式で話し合う勉強会を企画・運営しました。勉強会の運営を行うにあたり自分にしかできない仕事に対しては必ず付加価値を付けるよう努力しました。そして他の人でも出来るような仕事は極力後輩にお願いすることで自身の他の仕事に差し支えないように工夫しました。結果、知識量が増えるだけでなく、質疑応答を通して学生たちの洞察力や発言力、そして学生間の交流を深めることができました。私自身は勉強会を通して問題提起された際に必ず自身の意見とその経緯について理路整然と説明できる力が身に付きました。研究員としても常に問題意識を持って業務に取り組みたいと思います。また、最初の5年で成長し身につけた技術を下に「個性のある研究員」を目指し、仕事に自分なりの「付加価値」を付けていきたいと思います。 続きを読む
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Q.
研究内容
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A.
てんかんは人口の約1%が罹患する精神疾患であり、その発症には遺伝要因と環境要因が複雑に関係するとされています。しかし発症・進展機構も理解不足で良い診断・治療法も確立されてはいません。当研究部ではてんかん症状を呈する原因不明の自然発症ラット突然変異体・イハラてんかんラット(IER)の解析を進めています。解析からIERの原因遺伝子としてDSCAML1を同定しています。また、研究所内のてんかん患者から得られた1塩基置換型DSCAML1ノックインラットを作成しその表現型を解析致しました。この研究目的としましては今回作成しました変異型ラットがてんかんモデル動物としての表現型を備えていた場合未だに発症メカニズムや良い診断・治療法が確立されていないてんかんという病に対して大きく貢献できるモデル動物であると言えます。根本的な治療薬探索のために必要不可欠なモデル動物と言えます。実験方法としましては、1つ目は変異型ラットを還流固定し脳を摘出、その後海馬内の抑制性神経細胞を免疫染色しました。そして抑制性神経細胞同士の距離を測定しました。結果、野生型に比べて変異型は抑制性神経細胞同士の距離が短くなっていることが明らかになりました。これは海馬内の抑制性の神経細胞の異所性を支持するデータであることがわかりました。2つ目は変異型ラットの解析領域を変更しました。脳の高次機能を司る場所として知られている領域の神経細胞のシナプス形成を解析いたしました。ゴルジ染色と呼ばれる染色方法で神経細胞を可視化し神経細胞のシナプス形成について測定しました。結果、野生型に比べて変異型はシナプス形成が未成熟であり自閉症様な症状がみられました。更に他大学や研究所と連携したプロジェクトの1つに発達障害や統合失調症の新規治療薬として考えられている薬があるのですがこちらを投与すると成熟型のスパイン形成が促進されるというデータが出ました。 結果をまとめますと変異型ラットの脳内ではてんかん発作を引き起こしやすい生物的に脆弱な状態にあることを示唆するデータを得ました。そして一部ではありますが薬剤投与によるレスキューデータも出ました。今後の予定としましては新規治療薬が他の表現型を回復することが出来るのかということの確認と、てんかん発作誘発剤を変異型ラットに投与した際に野生型と比較して変化がみられるかどうかについて行っていく予定です。 続きを読む
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Q.
DHCに入社してやりたいこと
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A.
人々の生活の質を上げられる点に貢献したいと思います。学生生活を通して精神神経疾患の病について研究活動を行いました。これらの病というのは罹患率の高い病なのに対し、発症メカニズムとその治療方法が確立されてはおらず現在も対処療法で多くの患者さんが生活しているということを実感しました。この事実に対し私は多くの患者様の病気を改善し生活の質を向上させたい。更には病める人だけではなく健康な人にも生活の質の維持・予防に貢献出来るような製品を開発できるような仕事に携わりたいと考えています。これが貴社に興味を持った理由です。貴社の事業領域というのは健康食品事業だけではなく、医薬品やアパレルなど多岐にわたっており、多くの人の生活の根幹に寄り添っています。その中でも自身の軸でもある健康食品事業に興味があります。DHCの社員の方が皆声を揃えて言うのはスピード感と挑戦が出来る環境だと言います。入社1年目からリニューアル商品の担当に携われるというのに感銘を受けました。貴社の充実した社員さんの方と共に挑戦できる環境に身を置きながら日々成長していき、私自身の強みでもあるファーストペンギンのような開拓力というのを研究開発に生かしながら、他の人から頼られるような人材に成長していきたいと思います。そして最終的には自身の開発した製品でより多くの人の生活の質の向上に貢献していきたいと思います。 続きを読む