20卒 本選考ES
創薬・開発研究実験者
20卒 | 東邦大学大学院 | 男性
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Q.
当社志望の動機(なぜ当社を選ばれたのでしょうか?)
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A.
私は治療満足度の低い病に対して有効な薬剤を作成することで、1人でも多くの患者さんの治療負担の軽減に貢献したいと思います。私は精神疾患についての研究活動を通じて、発症メカニズムが未だ解明されていない疾患が多くあり、その解明には多くの時間がかかることを実感しました。治療法や診断法が確立されていない疾患で苦しんでいる人々は対処療法のみの治療であるため治療費の負担が大きく、革新的な新薬の開発が必要だと実感しました。貴社は中外製薬の提示する「出来そうもない薬」の創薬アイデアを理解・具現化するという信念を持っているところに関心を持ちました。その中でも特に世界をリードする研究力で実験の技術支援や実際に実験を受託することで、アンメットメディカルニーズに応えるような革新的な新薬の実現に貢献している点に魅力を感じます。貴社の環境に身を置き日々実力を重ね、革新的な新薬の提供に貢献していきたいと思います。 続きを読む
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Q.
今までの研究を通じて習得した実験技術・スキル(箇条書きでも結構です。今後の習得予定も含めてください
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A.
・海馬の神経細胞のprimary culture ・in vitroで細胞に対してエレクトロポレーション法によるトランスフェクション ・免疫染色(in vitro,in vivo両方) ・ある遺伝子をLcellにトランスフェクションしstableに発現する細胞株の作成。 ・ある遺伝子をKIしたwistar系統ラット還流固定 ・脳を凍結させクライオで切片を作成 ・wistar系統ラットの脳のゴルジ染色を行い、目的箇所のスパイン計測を行いました。 ・これから習得予定ですが、薬剤をラットへと投与予定ですので、投与方法の選出と薬剤の取り扱い方。 続きを読む
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Q.
これから卒業までに、自分自身が実施予定の研究内容とその展望(外部に話せる範囲で結構です)
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A.
私は現在までにてんかん患者モデル動物の表現型解析をしてきました。その結果からこのモデル動物の脳内では生物的に脆弱な状態であることを示唆するデータが得られました。これから実施予定の研究内容としましては、このモデル動物に進行中のプロジェクトに発達障害や統合失調症の新規治療薬として考えられている薬があり、この薬剤を投与する予定でいます。 具体的には妊娠が確認されたメスラットに対し何かしらの投与方法で薬剤を毎日投与します。仔がP2になるまで投与しましたら、子供を回収し脳を取り出し凍結切片にします。免疫染色で表現型を評価し、レスキューされているかを評価します。 展望としましては、生物的に脆弱な状態であるこのラットに対し、カイニン酸誘発のてんかん発作が誘発されやすくなっているかどうかの解析を考えています。 続きを読む
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Q.
ゼミで取り組んだこと
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A.
私はてんかんモデル動物の表現型解析及び治療薬の探索に取り組んでいます。てんかん原因遺伝子の1つであるDSCAML1の遺伝子変異型ラットを用いて脳内の神経細胞の異所性や神経回路網の解析を行いました。結果として遺伝子変異型ラットの脳内ではてんかん発作を引き起こしやすい生物的に脆弱な状態であることを示唆するデータが得られました。現在はAMEDの研究チームで発達障害や統合失調症の新規治療薬として考えられている薬剤の共同研究を行っています。その効果検討をてんかんモデル動物を用いて解析しています。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は常に物事を客観的にとらえ、全体を把握、理解し行動できます。研究部内の各チームに所属している学生はミーティング内での発言力の無さや学生間の繋がりが希薄であると感じた為、自分の立ち位置を理解し解決策を講じました。教本に書かれている内容を学生がパワーポイントにまとめ週1で発表し、ディスカッション形式で話し合う勉強会を企画・運営しました。勉強会の運営を行うにあたり自分にしかできない仕事に対しては必ず付加価値を付けるよう努力しました。そして他の人でも出来るような仕事は極力後輩にお願いすることで自身の他の仕事に差し支えないように工夫しました。結果、知識量が増えるだけでなく、質疑応答を通して学生たちの洞察力や発言力、そして学生間の交流を深めることができました。私自身は勉強会を通して問題提起された際に必ず自身の意見とその経緯について理路整然に説明できる力が身に付きました。 続きを読む
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Q.
学生時代に打ち込んだこと
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A.
修士1年次に研究とアルバイト、大学の講義などの優先順位の高い仕事に対して両立をしたということです。これらは私にとって正確かつ相応な結果を出す必要がありました。私は何度も諦めかけ半端な結果のまま終わらせようと思いました。しかし研究を生業としている環境に身を置き、1人の研究者として評価されるために来たことを思い出し努力する決意をしました。そこで私は半年のスケジュール管理と必要な金額の明記することで目標設定を行いました。研究テーマに対しては技術習得に必要な時間を明確にし、実験の合間に練習を重ねました。必要な知識は電車の移動時間やバイトの休憩などの時間を利用しました。結果1年半かかると予想されていた実験が1年で終わり、金額面で生活に困ることはなく、大学の講義も無事単位を取り両立することが出来ました。この経験は無理だと思われた課題に対し、粘り強く最後まで諦めることなくやり遂げられる自信になりました。 続きを読む