【深くかかわるコミュニケーション】【20卒】ニチイケアパレスの総合職の本選考体験記 No.7298（明星大学/男性）（2019/7/9公開）

会社説明会と同日に行われました。適正テストのみであり、形式的なもののようです。特に勉強するところもありません、ありのままで答えましょう。

適正テスト（30分）
企業で働く上での性格テストのようなもの
金遣いが荒いか、片づけられるか、など。

面接官の方の質問によどみなく、自分の言葉で話すことができた点。またその内容が的確に相手に伝わった点。コミュニケーション能力と話の内容が評価されたと感じました。

基本的にこちらの言いたいことを聞き出してくれるような進行。大変和やかに進んでいくので、嘘をつかずありのままをさらけ出して問題ありません。また志望動機というよりは、学生時代に頑張ったことを中心に進んでいき、ひとつひとつにコメントを頂けました。こちらの内面を見ているようです。

学生時代に頑張ったこと、力を注いだこと

学生時代には特に和装本の研究に力を注ぎました。江戸時代後期から明治時代前期に発行された書物の実物に入手し、その書物の内容や時代背景等を読み解き、考察を行いました。中でも特に注力した点は執筆者の活動履歴の整理と扱った書物の執筆動機の考察です。この調査では、書物の奥付や当時の地図等から執筆者の自宅を調べ上げ、実際に現地へと赴くという手法を取りました。これにより執筆者が当時組織した会の機関誌や、図書館あるいは博物館の郷土資料等から活動記録と執筆背景が明らかとなりました。この経験から情報を収集し、丹念に吟味していく力が身につき、散逸した情報を整理していく技術が向上したことで、大学時代の成長となりました。

あなたの趣味は何ですか

私の趣味は読書です。主にミステリー小説などを中心として自分が全く先行していない分野の興味がある学術書や、新書、画集や写真集など様々幅広く手に取っています。私が読書をするようになったのは、中学時代からでしたが、大学時代では1年間で100冊読了することを目標に決めました。通学時間や休みの日の間隙を縫いながら、1日平均5時間の読書を3年半の間継続していきました。これにより大学時代では、現在までに400冊近くを読了することができました。またそのような中で職業にフォーカスをあてた小説など様々な書籍に触れていくことで、知識や語彙が増えていきました。今後はこの大学時代に培ったこの継続力を知識や技術を習得していくために発揮していきたいです。

人事部長の方から直接、非常に誠実であり、明るい印象という旨の言葉をいただきました。その点が評価されたと感じます。真面目に嘘無く受け答えするのがポイントだと思います。

人事部長ということで身構えがちだが、大変温厚で話しやすい方でした。2人でしたが圧迫感はなく和やかでした。こちらの内面を見ていっているようです。

どのような本を読むのですか。また学生時代に読んだ本の中で一番印象的だったのは何ですか。

私は、ミステリー作品全般を主に読んでいます。最近読んでいる中では特に江戸川乱歩作品が好きで、「名探偵明智小五郎シリーズ」や『孤島の鬼』などがお気に入りです。江戸川乱歩作品は奇怪さや恐ろしさばかりでなく、大正や昭和初期に書かれた多とは思えないほどにち密に計算されたストーリーが魅力的です。また学生時代に読んだ本の中で一番印象的だったのは森博嗣の『すべてがFになる』です。私はこの作品を中学3年生の時分に読んだことがあったのですが、それから6年経った時には、知識や常識、語彙などもよく分かった状態であったため、当時とは全く違った印象や物語の解釈ができたことに驚き、大学時代大変印象に残った一冊となりました。

あなたにとって働くとはどういうことですか

働くとは、人生に厚みを持たせることあると思います。例えば、今の私の時分で言えば、バイトや学校がない休日の日などは朝起きてから、午前午後と過ごし、夜になってから床に就くまで、あっという間という印象があります。忙中であるときは一時の休息日としてそのような日を設けてもよいかと思いますが、そういった日が何日も続けば、その人生は非常に希薄なものになり、何か物足りない薄い感じを受けるだろうと思います。しかし学校や仕事など一日何かをして過ごしたなら、たとえ忙しかろうとも、その人生は大変厚みを持ったものになるだろと思います。このことから私にとって働くこととは、人生に厚みを持たせることであり、それが働く目的になるのではないかと思います。