【21卒】大同興業の夏インターン体験記（文系/総合職）No.10489（明治大学/男性）（2020/7/17公開）

商社には総合商社と専門商社の2つのタイプがあり、それぞれ果たしている役割が違うということが分かった。また鉄鋼業界は現在中国の安い鉄に苦しめられており、高付加価値を差別化するしかないという実情が分かった。実際の仕事での詰められ方というのはインターンシップではなかなか経験できないと思うので、大変良かった。

事前に鉄鋼商社について業界研究を深めておけば、更に吸収率が向上したのではないかと思う。また鉄鋼業界についても研究をしておくと良かった。

このインターンシップでは実際の仕事を仮定して、グループワークが行われたため、詰められ方などが現実的なものであった。こういったプログラムの経験を積めたことはこの会社で働く自分を想像することに大きく寄与したものだと考えている。また社風についても5日間の中で相当把握できた。

この企業は体育会的な風土が強い部分があるとインターンシップに参加していくうちに感じたため、私が内定を得るのは難しいのではないかと感じた。実際に面接を受けたが、内定が出ることはなかった。また大企業の子会社のため、大企業の命令を聞くという企業文化が存在している。そのため、私の適性に合わないと感じた。

志望度が下がった理由は大企業の子会社であるため、「意思決定」の場に携わることができない点に魅力を感じなかったからだ。最初は待遇だけを見て、ここでもいいかと思っていたが、自分自身の意見を発せない環境というのは私にとっては苦痛なので、ここでは厳しいと感じた。

インターンシップ参加者のみ冬期インターンシップが別枠で用意されており、明らかに優遇をするという雰囲気があった。本選考になってからも適性検査で落ちない限りは1次面接の案内は確約であると感じた。

インターンシップ参加後は全員参加者限定の冬期インターンシップに招待された。ここでは企業説明会といくつかのケーススタディが行われた。優遇措置はあるように感じた。

この当時は金融や商社、建設会社など文系大学生が多く行く業界を中心に見ていた。志望業界に関しても、特に絞らず、鉄鋼から銀行、証券、ゼネコンなど幅広く見ていた。この企業は大同特殊鋼という特殊鋼メーカーのグループ会社であり、待遇が良いと転職サイトの口コミに書いてあったため、インターンシップに行こうと考えていた。

実際に業務体験を行うと、鉄鋼業界特有の古臭い商慣習は自分には合わないのではないかと感じた。このインターンシップ以降もいくつか鉄鋼商社のインターンシップに参加したが、どこも体育会で似た風土であり難しいと感じた。更に人事部長がかなり昭和的な方であり、義理と人情という言葉が似合う方であったため、合理的な意思決定を求める私にとってはここは難しいと感じた。