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【企業価値向上のアート】【17卒】JPモルガン証券の夏インターン体験記(投資銀行部門)No.240(一橋大学/女性)(2017/12/14公開)

JPモルガン証券株式会社のインターンに参加した理由や選考フロー、実施期間、当日の形式や具体的な内容、インターン参加後の感想など、体験記の詳細を公開しています。ぜひ、先輩の回答をインターン対策に役立ててください。

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2017卒 JPモルガン証券のレポート

公開日:2017年12月14日

インターン概要

卒業年度
  • 2017卒
実施年月
  • 2015年8月
コース
  • 投資銀行部門
期間
  • 3日

投稿者

大学
  • 一橋大学
参加先
内定先
  • 未登録
入社予定
  • 未登録

インターンシップ参加前

このインターンに興味をもったきっかけ・参加した理由・選んだ基準を本音ベースで教えてください。

日本の企業の海外発展をサポートしたいという思いを投資銀行なら実現できると思ったから。M&Aなどが企業の真に企業の価値向上に貢献できるかをインターンシップを通して見極めようと思い参加した。

このインターンの選考に受かるために行った対策・準備・勉強したこと・調べたことを教えてください。

外資就活ドットコムで面接の質問内容を把握し対策した。特に、JPは英語面接があるので帰国子女の子と練習した。また、グループディスカッションイベントに参加してGD対策を行った。

選考フロー

筆記試験 → 1次面接 → グループディスカッション

筆記試験 通過

実施時期
2015年07月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

筆記試験の内容・科目

TGWEB。言語非言語共にあり。

筆記試験対策で行ったこと

問題集を買って解いた。

1次面接 通過

実施時期
2015年07月
形式
学生5 面接官2
面接時間
60分
面接官の肩書
4~6年目のアソシエイト

通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ESはあまり読み込んでなさそうで、ESに沿った質問というよりかはその場で対応できるかが見られていた。特に深堀はなかったが、荘厳な雰囲気での面接なので結構緊張する。

面接で聞かれた質問と回答

(英語で)このインターンシップに応募した理由は?

(英語で)日本の良いものをもっと海外に広めたいから。日本の企業は高い技術やノウハウをもっているものの、国際競争力の低さ故世界ではまだまだプレゼンスが弱い。私はこの現状を打開したい。投資銀行で行うM&Aは日本が海外でチャネルや顧客をスピーディーに獲得するのに有効な方法であり、興味を持っている。従って、インターンシップを通してM&Aが真に日本企業の海外での発展をサポートすることができるのかを検証したい。

(英語で)弱みはなんですか?

物事に熱中しすぎると周りが見えなくなること。一つの事に集中すると寝食を忘れ、それに取り組んでしまう。これは、マルチタスク能力が求められる投資銀行では弱みになりうる。この弱みを克服するため、今は一日のスケジュールを食事の時間まで細かく管理している。弱みに関しては、本当に人間的に問題のある弱みではなく、一見すると強みとも捉えられるような無難なものにしたほうがいいと思う。また、それを克服しようとする姿勢を提示できるとなおよい。

逆質問の時間

  • はい
  • いいえ

グループディスカッション 通過

実施時期
2015年07月
形式
学生不明 面接官不明
1グループの人数
5人
時間
15分
通知方法
電話
通知期間
即日

テーマ

大学の留学生を増やすには

進め方・雰囲気・気をつけたこと

まずお題を具体的に定義する(本題ではどの地域の大学か、規模は、など)ことが大事だと感じた。短時間なので、いかに最重要論点を抽出し、そこに筋の良い仮説を立てて議論を進めるかがカギとなると思う。ただ話せばいいというのではなく、最終結果にいかにコミットしているかを見られていた。

インターンシップの形式と概要

開催場所
東京オフィス
参加人数
16人
参加学生の大学
東大がほとんど。たまに慶應や一橋もいた。
参加学生の特徴
金融について学んでいる学生が多い印象だった。また、大部分の学生が他の投資銀行のインターンにも参加しており、非常にレベルが高かった。
報酬
なし

インターンシップの内容

テーマ・課題

ある人材会社に企業価値向上のための買収提案をせよ

1日目にやったこと

午前中は会社及び投資銀行部門の説明。実際に携わった案件の紹介があった。また、軽いバリュエーションの講義もあった。ランチは班のメンバーとメンターと食べた。その後、インターンシップのお題の説明を受け、ディスカッションを始めた。買収企業をおおまかに決めた。夜は軽い立食パーティーがあり、社員の方と交流を深めることができた。

2日目にやったこと

基本的に前日の続きディスカッションをした。買収企業を確定し、バリュエーションをしつつロジックを固めていった。社員の方は忙しくあまり質問ができる雰囲気ではなかったので、可能な限り自力ですすめた。午後に若手社員とのトークセッションあり。

3日目にやったこと

午前はプレゼンテーション資料の作成をした。午後にはメンター以外のバンカーもいらして、ホールでプレゼンテーションを行った。その後は簡単なフィードバックを受け、懇親会をした。懇親会では多くの社員さんがいらして、様々な方と交流できた。

発表会はありましたか?

  • はい
  • いいえ

審査員の肩書き

リクルーティングチームだけでなく、時間があり見にいらしたアソシエイトやVPの方も多くいらした。

優勝特典

なし

インターンシップを通して印象的なフィードバックは何ですか?

ワーク中に浮かんだ疑問を社員に質問したところ、たびたび「それに答えると他の班より有利になってしまうから答えられない」と言われたこと。夏のインターンでありながら、学生に企業や業務を理解してほしいという姿勢は感じられず、それよりも選考色が強かった。

苦しい・大変だと思った瞬間は何ですか?

バリュエーションのEV/EBITDA倍率がなかなか良い値にならず非常に苦労した。企業買収においては、値段をつけられないものに値段をつけなければならない。そのため、いくらの値をつけるかはアートの部分も大きい。いかに類似する企業を選定し、そこと比較して適正な買収価格をつけるかの議論はとても大変だった。

インターンシップを終えて

インターンシップで学んだこと

まずは本題におけるクライアントがどのような事業領域で、どんなサービスを提供する会社をなのかをしっかりと理解することが大事。この作業を怠ると、その企業にとってベストな成長戦略を描くことができない。企業が公表している中期経営計画を鵜呑みにせず、自分たちで現状の数字をしっかり分析して成長戦略を策定するべき。

参加前に準備しておくべきだったこと

JPモルガンではバリュエーションの知識があることが前提で、バリュエーションを担当している人がそのチームのキーパーソンだと捉えられていた。そのため、JPモルガンのインターンに参加するなら、それまでにMBAバリュエーションを読みこみ、自分でエクセルをいじってバリュエーションができるようになっている必要があると思う。

参加してみて企業で働いている自分を想像できましたか?

  • はい
  • いいえ

夏のインターンでありながら、学生を理解しよう、もっと会社を知ってほしい、などの姿勢を一切感じず、常に選考の目に晒されている気がして疲弊したから。社員同士も仕事以外は一切干渉しないドライな感じの人が多く、私には合わないと感じた。

本選考で内定が出ると思いましたか?

  • はい
  • いいえ

JPモルガンはどちらかというと冷静沈着で黙々と作業をこなせるような人に向いていると思ったため、皆でわいわいやりたい自分には合わないと思った。また、周りの学生の金融に対する理解や志望度の深さに圧倒され、この人たちに太刀打ちできないと強く感じたから。

この企業に対する志望度は上がりましたか?

  • はい
  • いいえ

業務内容は興味深く、自分が目標とする日本の良いものを世界に広めることは達成できそうだと感じ、投資銀行業界への志望度は上がった。一方で、互いに干渉せず、冷静沈着に仕事をこなしていく社風が自分には合わないと感じ、JPモルガンという企業に対する志望度は下がった。

この企業を本選考でも受験予定ですか?

  • はい
  • いいえ

インターンへの参加が本選考に有利になると思いましたか?

  • はい
  • いいえ

インターンでのパフォーマンスが悪かったため、本選考はESで落ちた。一方で、よい評価を得ている学生は選考なしで本選考のインターンに参加していたため、夏のインターンは本選考に良くも悪くも大きく影響する。

参加後の社員や人事のフォローについて教えて下さい

インターン中に議論をしっかりリードし、評価の高い学生はフォローの対象となっていた。定期的に食事に誘われていた。また、本選考のインターン前の選考は免除されていた。

参加前の志望企業・志望業界を教えて下さい

コンサルティングファームを志望していた。自身が将来起業するにあたって必要となるであろうスキルセットが最短で得られるからだ。また、ファイナンス寄りの投資銀行に比べて、より普遍的なスキルが得られる点も魅力的だった。企業は細かく決めていなかったが、ピュアな戦略に携わりたく、戦略コンサルティングを中心に見ていた。

このインターンへの参加がその後の就職活動にどう影響しましたか?

このインターンシップを通して、投資銀行におけるM&A等の業務が日本企業の海外発展に大きく貢献できることを実感したため、投資銀行の志望度が高まった。また、コンサルティングが提案どまりで実行に携われないのに対して、投資銀行は買収が成立するまでコミットできる点は魅力的だと思った。加えて、コンサルが時間給でグダグダと時間を引き延ばしてお金を得ることもできるのに対し、投資銀行は成功報酬なので案件の成立まで本気で取り組めそうだと感じた。

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JPモルガン証券の 会社情報

基本データ
会社名 JPモルガン証券株式会社
フリガナ ジェーピーモルガンショウケン
設立日 1987年11月
資本金 732億7200万円
従業員数 793人
売上高 1134億7800万円
決算月 3月
代表者 李家輝
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目7番3号東京ビルディング
電話番号 03-6736-1111
URL https://www.jpmorgan.co.jp/ja/about-us
NOKIZAL ID: 1652112

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