【学生の人数】4人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】人事【面接の雰囲気】かなり和やかな雰囲気だった。面接官が緊張をほぐしてくれ、リラックスした雰囲気で面接に臨むことができた。【研究概要を教えてください】複雑な中員環化合物は医薬品を始めとする化合物群に多く見られる骨格であり、創薬化学において有用な化合物群であるにも関わらず、繊細な官能基の導入や合成が難しく精力的に研究されている。これに対して、私は高度に歪んだ活性種であるシクロヘプチンに着目し、簡便合成法の開発に着手した。そこで簡便に合成できる前駆体に対してアジドや二トロンのような1,3双極子存在下、Grignard反応剤を作用させることでシクロヘプチン類が効率よく発生し、縮環式中員環を合成する手法を開発した。さらに、発生したシクロヘプチン前駆体に対してGrignard反応剤を作用させることで、無触媒でカルボマグネシウム化が効率よく進行することを明らかにした。本手法を用いて、生じたカルボアニオンを様々な求核剤および求電子剤を導入することで、多様性に富んだ複雑な中員環化合物を簡便に合成することに成功した。さらに、合成した化合物に対して分子内環化の条件に付すことで、合成の困難な高度に縮環した中員環の合成にも成功した。今後は、生物活性が期待される化合物群に適用し、化合物ライブラリーに登録することで、全国の研究者が必要に応じて利用できると期待している。【志望動機・この業界を志望する理由を教えてください】私は、一人でも多くの患者さんが数ある薬の中から、必要な薬を選択できるように、適切なOTC薬を開発することで医療に貢献したいと思い、貴社を志望致しました。とくに私は、御社でのアルバイトを二年半おこなっており、つねに患者様やお客様の要望に答えられるように、何ができるかを考えてきました。そこで私は、利益を求めるのではなく、お客様のそばで、お客様の利益となるような企業で働きたいと考えました。昨今では、セルフメディケーションの社会的需要が一層高まっており、このニーズに応えるべく、OTC医薬品に強みがある貴社で自身の有機化学の専門を活かし、一般の人の意見をより取り入れた創薬研究を行いたいと考えております。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】基本的な挨拶や企業に対する勉強などを欠かさなかったことだと考えている。また、時間に余裕を持って行動したり、基本的な連絡をしっかりすることも評価されたと考えている。
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