【鉄鋼商社の挑戦】【22卒】岡谷鋼機の冬インターン体験記（文系/綜合職）No.16557（滋賀大学/男性）（2021/7/20公開）

インターンシップを通じて、商社の基本的なビジネスモデルであるトレーディングを学びたいと考え、複数daysであるイベントにエントリーしました。また、専門商社の中でも、鉄などの素材を扱っている鉄鋼商社に興味があったのも理由の一つです。

インターンシップの倍率は非常に高く、1次面接で敗退している友人が多い印象でした。そのため、この時期から、面接の想定問答の作成をオススメします。

面接では、周囲を巻き込む力があるのかをガクチカを通じて伝えたところ、高評価に繋がったと振り返っています。

20年後の岡谷の中核となるビジネスを考える、新規事業立案ワーク

講義や社員同行でビジネスについて学んだあと、グループで内容を共有し、プレゼンを創り上げていく。

基本的な商社ビジネスについてや、岡谷独自の歴史について学べました。

20年後の岡谷の中核となる新規ビジネスを立案して下さい。

1日目にやったこと

参加学生と社員の自己紹介タイムのあとに、商社とは何かや、岡谷鋼機について学ぶ講義を受けます。その後は、最終日の発表グループに分かれて、議題に対してどう進めていくのか話し合う時間がありました。

2日目にやったこと

海外駐在社員との座談会を進めたあとに、メインである社員同行を行います。参加学生の配属先は、インターンシップ参加前のアンケートをもとに決まることが多いです。最も学ぶことが多い貴重な機会でした。

3日目にやったこと

朝から最終発表に向けての準備がありました。グループによっては、時間外でも集まり発表に向けて完成度を高めていきます。発表では、6人？程の社員の前でプレゼンし、その後に各班に向けてフィードバックがあります。

現場社員6名

なし

プレゼン発表で言われたことは、サプライズ感があるか、実現可能性はどの程度か、どのようにしてマネタイズするか、課題に対してのアプローチは適切か、などなど多角的に物事を考え、議論を進めていく必要があるとことだった。

プレゼン準備がかなり大変でした。専門商社のビジネスはトレーディングが基本で、新規ビジネスをやろうとすると、資金面やノウハウに欠けているため、実現可能性が低い。それでも、世の中の課題やトレンドに着目して、どんなビジネスがリアルに実現できそうかを、社員さんからアドバイスをもらいつつ進めていった。

プレゼン準備で何度も集まったため、グループ内の中は非常に深まった。

自身が将来やりたいことを明確にすることができました。私はメーカーか商社で悩んでいましたが、専門商社がどのようにして製造業に関わっており、この会社で働いて、どのようにして社会にインパクトを与えることができるのかイメージできました。そういった観点から、私はメーカーへの就職を希望することを決断できました。

商社とは何かを勉強しておくと、一日目の講義内容が頭に入りやすいと思います。また、グループワークの進め方を知っておくとよいでしょう。

2日目の社員同行が非常に印象的でした。現地社員と国内社員でのリモートミーティングに参加させて頂くなかで、仕事の雰囲気や細部まで徹底して議論する丁寧さを知ることができたからです。また、社員の生の声を聞き、疑問点の多くを解消できたことからも、自身の将来像をより明確化できたと思います。

インターンシップ参加後に人事から電話を頂きました。現在の就職活動の状況や志望する業界など聞かれ、また、岡谷鋼機を早期でエントリーすることも可能であると案内を頂きました。本選考でのプロセスは圧縮され、マネージャークラスまたは役員との面接にいきなり突入することになると思います。

やりたいことが商社では実現可能性が低いと考え、選考辞退をしました。とはいえ、インターシップを通じて、岡谷鋼機の社員の方々の人柄や、会社の歴史、多岐に渡るビジネスには強い魅力を感じました。インターシップに参加したことで、将来目指す方向をクリアに出来たので、商社ビジネスに少しでも興味がある方はおすすめです。

インターシップ参加後に連絡がきた学生は、選考ステップが圧縮されるため、本選考で有利になると思います。とはいえ、連絡がなくても、インターシップで学んだことを面接で伝えることができれば、他の学生と十分に差別化ができると思います。

第一志望業界は商社でした。産業の課題をビジネスに変えることができる、まさに世界を股にかけた橋渡し役的な存在に惹かれ、強く志望していました。しかし、特定の産業に惹かれ、メーカーで仕事をするのと、商社で仕事をするのでは、どちらが自身の夢をより追うことができるかと考えた際に、メーカーという選択肢を選ぶことができました。これはインターシップに参加して、商社ビジネスをより深く学べたおかげです。

岡谷鋼機は、商社といえ、メーカーの機能を持つためか、あまりがつがつした社員はおらず、製造業のセミナーで見かけるような雰囲気を持つ社員が多くいました。また、鉄鋼商社と聞いていましたが、近年、事業ポートフォリオに大きな変化があり、機械商社とも呼ばれているみたいで（食品ビジネスも手掛けている）、様々なことにチャレンジする総合商社に近づいているのかもしれません。