塾講師のアルバイト時代に、担当生徒が授業を全く聞かずに、成績が伸び悩んでいたことです。
当時、担当生徒が3人付いていたのですが、そのうち1人が授業を全く聞かずに携帯ばかり触っており、成績も一向に向上しませんでした。
三者面談でも保護者の方からその点について指摘され、担当生徒の行動も成績も私が原因であると強く責任を感じざるを得ませんでした。
しかし、保護者の方からそのようなお叱りがあるということは、少なからずそのお子様や私に対して期待されているからであり、私自身もその期待に応えたいと強く思いました。
その解決策として、生徒の興味を惹くために、毎日生徒に出している宿題を、「この授業を集中して受けてくれたら無くすよ」ということを伝えました。すると生徒はだんだんと意欲的に授業に取り組むようになりました。
分からなかった問題も自分で解けるようになってきて、その度に私は生徒を全力で褒めることを忘れませんでした。
最終的に、生徒はワンランク上の志望校に合格することができました。
ある意味で、生徒の「勉強に対してやる気がない」というニーズを「集中すれば課題を無くす」という方法で満たすことに成功し、生徒によってアプローチの方法を変える事の重要性を身に染みて感じました。
逆境は大変なことが多いですが、乗り越えて成長する喜びが遥かに勝るのだということをこの経験から学びました。
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