大学のゼミで、「キャッシュレス決済の課題と今後の展望」ついて研究しており、その中で、モバイル決済は新しい分野であることから先行研究が少なく,論文による調査が難しいと考えていました。そこで、論文収集や利用者へのアンケートだけでなく、新しく取り入れたQRコード決済を参考にしようと考えました。現在、感染防止対策による非接触対応として、支払い方法の多角化からQRコード決済の知識を深く身につける必要がありました。コロナ禍になってからアルバイト先では、QRコード決済は、PayPay・LINE Pay・楽天ペイなどおよそ10種類も導入されています。そこで、どの決済方法が利用されているか、1ヶ月間統計を取ることにしました。前提として、全てのレジの把握はできないので、私が担当したお客様であること、営業中に統計メモをとる余裕がある場合と限定して調査しました。その結果、PayPay が5割、現金3割、クレジットカード1割、その他1割という結果になりました。この結果になった要因は、牛丼が低価格であること、短い仕事の休憩時間から早く支払いを進めたいからだと考えました。これが、百貨店や居酒屋などの飲食店では、値段も高くなる為、クレジットカードや現金の割合も多くなると思います。このように、その人の職場環境や年齢層、住まいなどによって、この割合は大きく変わることも視野に入れて、研究を進めなければいけないと感じました。そこで、改善策として、次に行ったのは自らが様々なQRコード決済を使うことです。実際に使うことで機能性や利便性を理解できると考え、一年以上使い比べた結果、統計結果同様、PayPayが一番使いやすかったです。機能性に大きな差はありませんが、還元率やクーポンの量が他に比べても多いことが利用者数に反映されているとわかりました。この経験を、ゼミ研究の参考資料として使うことで研究を進めることができました。
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