私が特に力を入れた科目は交通機設計という科目である。小型化かつ低コスト化を目指して、歯車二段階歯車減速機(以下減速機)の構想から製造まで、一連の実習を行った。
関心を持ったところは、3つある。1つ目は与えられた条件下の中で、小型化かつ低コスト化を目指して減速機を製造するところである。2つ目はペアで作った減速機を他方のペアと連結させたところである。3つ目は設計図をペアの方と交換し、お互いの設計図に沿って製造したところである。なぜ関心をもったかというと、様々な条件がある中でも自由な減速機を考えられ、モノづくりの面白さを感じた。他の減速機と連結できる減速機を小型化、低コスト化を目指し、私が描いた入力側の設計図でペアの方が入力側を製造し、ペアの方が描いた出力側を私が製造したので、私の描く設計図に責任感があり、やりがいを感じた。実社会では、設計の仕事で役に立つと考える。実際に貴社の説明会で営業の方から、お客様視点で設計してくれないと話が全然進まないということを伺い、やはりお客様視点は大切であると再確認した。私はこの経験を活かし、製造者視点、お客様視点を常に念頭に置きながら設計する。そのため他の部署や、お客様と不必要な食い違いをできるだけ減らし、性能改善のためのコミュニケーションを多くとりより良い製品をつくりたいと思う。
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