【歴史と未来を共に学ぶ】【21卒】ニトリの夏インターン体験記（理系/総合職）No.9076（金沢大学大学院/男性）（2020/6/26公開）

選考がなく早期からインターンシップを開催している企業を探している中で見つけた。1dayと参加しやすく、開催日数が多く、自分の都合に合わせることができたため参加した。また、多くの人々の生活に関連する職種に興味があったことも、参加理由の1つである。

複数のstepがあり、step1に参加するとstep2の案内がされるような仕組みになっている。step3に参加するために、エントリーシートでの選考が行われた。といっても選考という感じではなく、エントリーシートを書く練習だと思って良いと社員の方も話していたので、自分の思いのままに言葉を並べた。

ニトリのビジネスモデルを理解するためのビジネスゲーム

1日目にやったこと

ニトリのビジネスモデルを理解するためのビジネスゲームを行った。1班6名で、会社の歴史や社会情勢に沿ってゲームのイベントが発生する。最終的に収益が最も高かった班の勝利。

2日目にやったこと

1日目（step1）を踏まえて2日目（step2）では、実際の人事制度であるジョブローテーションを意識してビジネスゲームが行われる。仕事内容や各部署の状況を共有することに重点が置かれていた。

なし

ビジネスゲームに説明されていた会社の歴史や転換点を踏まえて、会社を大きくしていく（＝収益を大きくしていく）には何が必要か考えるように言われ、各人の意見を今以上に交わすように言われた。

アイスブレイクの時間が短く、積極的に話す学生も少なかったため、班員の雰囲気作りは非常に苦労した。また人事の手際が悪く、投影資料が上手く機能しない、音源に問題があった等、運営に問題があり、どこかやりにくさを感じた。対応している人事も人数が少なく、会話する機会はほぼゼロに等しかった。

夏期の選考なしインターンシップであり、本格的な就職活動を始める最初のイベントとなったが、周囲の学生のレベルが低かったため、より高いレベルの就活環境を求めようと逆にモチベーションになった。またビジネスゲームで優勝し、班のリーダー役として40名ほどの前に立って話すという経験は貴重だった。

事前に小売業界全体を調べ、その中でニトリがどのような立ち位置にいるのかを、大まかにでもイメージしておくとよかった。

実際にお会いできる社員の方は決して多くないので、実際に働いている業務内容や会社の雰囲気を知ることはできなかったため。参加している学生のレベルが低く、実際に入社する新卒社員のレベルも同じようだと仮定すると、自分が成長できる環境ではないと感じたため。

非常に多くの学生が参加できるインターンシップであり、選考要素はほとんどないため、囲い込みはないと思われる。step1・step2ともに班で優勝し、そのリーダー役を務めていたが、その後において特に評価されることはなかったため、企業理解の場に過ぎないと感じる。

参加前と比べて、少しではあるが会社の理解度が高まり、自分がやってみたいと思える部署を見つけることができたため。またインターンシップの中で比較的良い結果を残せたため、自分の思考と会社の考え方がマッチするのではないかと思い、今後のイベントにも参加したいと感じた。

非常に多くの学生が参加できるインターンシップであり、選考要素はほとんどないため、有利にならないと思われる。参加後はリクルーターが付くが、優先的にイベントに参加できる等はなかった。

どの業界に行くかは全く決めていなかった。大学院で勉強している内容を活かせるシンクタンク系から、学業と全く関係のない業界（小売・金融・インフラ）も見るようにしていた。とはいっても漠然と人々の生活に直結するような業界・職種に気持ちが傾いていた。具体的には、小売・通信インフラ・鉄道・デベロッパーなどである。

業界の中でも最大手の企業であったため、業界を牽引し、日本を引っ張っていく感覚は非常にやりがいがあり、大きな魅力を感じた。その一方で、モノを売る小売業界の限界も感じた。店舗勤務からキャリアがスタートし、様々な部署を転々とするジョブローテーション制度は、その都度やりたいことに挑戦できる反面、スキルの完全な習得には至らないと感じた。