【17卒】全国保証の面接の質問がわかる本選考体験記 No.1760（中央大学/）（2017/6/13公開）

特に評価として大きかったのは自己PRの部分だと感じます。最も突っ込まれて話を聞かれていたからです。またこの面接では志望動機についてはっきりと聞かれる場面がほとんどなかったので自己PRと志望動機をリンクさせながら話すことを重視しました。また他人の話す時間を奪うほど話す方もいたのでグループ面接の際はその点にも注意しました。

提出した履歴書に沿ってオーソドックスな質問でした。中でも笑いが起こるような和やかなムードでの面接でした。

全国保証をどうやって知りましたか？

申し訳ないのですが、就活をする以前には御社のことは存じ上げておりませんでした。就活を始めて金融業界に絞ってから就活サイトで存じ上げました。しかし、私が金融業界に対して興味を持ったきっかけは音楽ホールでの演奏会の企画の際のオーナーの方のホールのローン返済についての悩みからだったので、御社を志望するに至りました。また、私の就活の軸である「多くの人々に安心を届けることで挑戦をサーポートする」を叶えられると感じたからです。

他の3人に対して質問はありますか？

最後に質問で聞かれました。これは周りの人に興味があるかどうかという点や今まで人の話にも注意して耳を傾けていたかという点が重要だと感じました。私は隣の席に座っていた人に演劇を楽しむためのツボについて教えてくれませんか？という質問をしたと思います。この質問は相手を困らせようとするのではなく、相手の良さを引き出してあげるようなコミュニケーション能力の一端を評価されていると感じたので、そのように質問をしました。

ここでは1次面接以上に自己PRを深く聞かれた気がします。自己PRの強化は必須です。エピソードとしては1つだけでは1時間という面接時間には耐えられないと思います。最低でも2つ、できればそれ以上準備していくといいと思います。面接官の方は優しく色々と話を広げて行ってくれますが、軸をきちんと持って話に対応していくべきだと感じました。

人事部長級の方だったと思うのですが、それでも1次面接のときのような和やかなムードで本音を引き出すような面接でした。

どうして浪人してこの大学に入ったのですか？

私の家庭は兄が私立の理系大学に通っており、経済的に難しかったので国立大学に入るために浪人を選択しました。しかし一年浪人しても目指していた国立大学には合格できずに私立の大学に入学することとなりました。この質問については私の家庭の経済状況をまず説明する必要があり、個人的にはかなりデリケートな質問でしたが、本当のことを話すと親身になって話を聞いてくださいました。私の生い立ちを聞くことによって、人となりという部分を見てくれたのかもしれません。

あなたを家電製品に例えてください。

私は電灯のような人です。これまで管弦楽部ではコンサートマスターとして年間で400時間以上を部員たちとの個人練習に費やしました。初心者の部員でも一年以内に演奏会に出演できるように練習を一緒に行っていきました。こうすることで、これまで音楽的に弱い立場であった初心者にもスポットライトを浴びる機会を作り出していきました。この質問は人となりや強みを聞いている質問だと思い、自己PRをする場面と捉えましたが家電製品の例えが出るまでに少し時間がかかりました。

最終面接でも和やかなムードは1次面接の時から変わりませんでした。ただ面接官兼オブザーバーとしていらっしゃった人事の方は1次面接の際に面接官だったので、1次面接のときと違うことを言っていたらすぐにわかってしまうのだろうな、と感じました。会社のビジョンに対して熱意をもって共感を示すことが評価として大きかったと思います。

社長はこれからの会社のビジョンを語ってくれるが押し付けがましくなかったため。志望度が上がる最終面接となりました。

君は競合他社も受けていますが、両方内定もらうとうちに来てもらえますか？

この時はすぐに、御社に入らせていただきます、とすぐに答えました。ただこの答えだけではなくて理由もきちんと伝えることで、競合他社との比較をきちんと行っていることを印象付けることができたのではないか、と思っています。対象となるお客様の違いによってビジネスの形が変わることを話す中で理由を言うことで社長や人事の方に直接志望度の高さを伝えられたと思います。また他社に入って10年後のビジョンと御社に入って10年後のビジョンについても尋ねられましたがこれはうまく答えられなかった記憶があります。

質問はありませんか？

大方の質問は10分程度で終了して、その後は逆質問の時間でした。正直なことを言うとかなり厳しい時間でした。しかし、有価証券報告書やディスクロージャー誌などを読んで就活ノートにまとめていたことからそこで疑問に感じていたことを全て話しました。特に社長がいらっしゃったので、これからの会社のビジョンに関する質問をすることが有益だと考え、そのような質問を多く盛り込んだと思います。最終面接で社長がいらっしゃることからホームページにもあるような社長紹介のページを読んでおくべきだったな、と思いました。

保証会社というのはあまり馴染みのない業界なので、金融業界を志望する人であってもきちんと研究すべきだと思います。保証とはなにか、どのようにして利益があがるのかなどビジネスモデルをなんとなくでもいいので把握することがまず重要なことだと思います。そのためには1人ではなく説明会に参加したり、周りの人に話を聞くことがいいと思います。

志望動機と学業以外で力を入れたこと、自己PRは必ずリンクさせて伝えること。グループ面接では他の受験者は全くそういうところに気を遣った返答ができていないと感じました。したことの自慢話ではなくそれをこの会社でどのように活かせる人間なのか、までを伝えられて初めて自己PRなのだな、とその面接では強く感じました。

最終面接では1次面接の面接官もいらっしゃるので、1次面接の時に面接の返答をある程度フォーマットみたいな形で完成させておいた方がいいと感じました。また説明会の時に履歴書を忘れても丁寧に対応してくださります。私も履歴書を忘れてしまい、後で郵送しましたが内定をいただくことができました。面接中でも素直に自分を出していくことが大切だ、と特にこの会社では感じました。